2019/02/14

『彼女がその名を知らない鳥たち』

Kanotori2017年、製作委員会。蒼井優、阿部サダヲほか。公式サイトの紹介文。

15歳年上の男・陣治(阿部サダヲ)と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎(竹野内豊)のことが忘れられずにいる女・十和子(蒼井優)。不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。ある日、十和子が出会ったのは、どこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島(松坂桃李)。彼との情事に溺れる十和子は、刑事から黒崎が行方不明だと告げられる。どれほど罵倒されても「十和子のためだったら何でもできる」と言い続ける陣治が執拗に自分を付け回していることを知った彼女は、黒崎の失踪に陣治が関わっていると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめる――。(引用終わり)

「彼女」つながり(笑)でもう1本。こちらはミステリー仕立てのラブストーリーとでも言おうか。沼田まほかるの同名小説を映画化したもの。一風変わったペンネームから若い作家かと思いきや、実は私より10歳も年上の女性で、僧侶や会社経営なども経験した遅咲きの作家という。湊かなえらと並んで「イヤミスの女王」と称される。

主人公の十和子が百貨店やレンタルビデオ店にネチネチとクレームをつける冒頭からして、まさにイヤーな感じが充満し、最後まで観るのは辛いかもという予感が走る。登場する男は揃いも揃って下品かゲス、さもなくばクズで、十和子を諭す役で唯一まともと思われた姉の美鈴さえ、「死ねばいいのよ 浮気するような男 みんな」と吐き捨てる始末だ。

最後に明かされる真相を踏まえれば、ラブストーリーとしてはアリかと思うが、その肝心の真相のところが弱く、サスペンスものとしては物足りなかった。あまりに不自然な設定が多いし、何より8年前に別れた黒崎のことが忘れられないのに、なぜ「あの日」のことは忘れていたのだろう。

なお、蒼井優は本作で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した。セリフは全て大阪弁だが、福岡出身のわりには上手に喋っている。両親が大阪出身というから、幼少期の記憶が耳に残っているのだろうか。

2月13日 ジョグ10キロ

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2019/02/11

『彼女の人生は間違いじゃない』

Kanojin2017年、ギャガ、ギャンビット共同製作。瀧内公美、高良健吾ほか。アマゾンの紹介文。

ひとは人生から逃げ出したくなる、運命の変化に向き合えなくなることがある。そんな時、みゆきは、週末に高速バスに乗り、仮設住宅で父親と二人で暮らす福島を離れて東京へと向かう。渋谷でデリヘルのアルバイトをするために。福島と東京を行き来する日々に、みゆきが見たものとは―。戻る場所もなく、進む未来も見えない者たちが、もがきぶつかり合いながらも、光を探し求める。それは、今この時代を生きる私たちに、共通する想いかもしれない。(引用終わり)

ジャケットに「巨人の群れのような鉄塔」が写っている。それを高速バスの車窓から見て、「ここで作った電気は東京へ送られる。すべては東京中心だ」と思うみゆきもまた、何かに惹きつけられるように週末ごとに東京に通う生活を送っている。

渋谷の繁華街の風景とはあまりにも対照的な、震災・原発事故から5年後の福島の現状が、一切の誇張や美化を排してリアルに描かれている。マスコミ報道以外、被災地の実情について知るすべもない自分であるが、たぶんこれが真実の姿なのだろうと思わせる、映像表現の力である。監督の廣木隆一が福島出身と聞いてなるほどと思った。

やるせなく切ないエピソードが続くが、主人公親子にも僅かな光が差して終わるエンディングが救いであり、タイトルの意味するところでもあるだろう。フェリーニの名作『道』のように、石ころだって何かの役に立つ。前を向いて懸命に生きるかぎり、意味のない人生、間違った人生なんてない。そういうメッセージが伝わる。

2月9、11日 ジョグ10キロ

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2019/02/08

『フォルトゥナの瞳』

Fortuna2019年、製作委員会。東宝配給。神木隆之介、有村架純ほか。公式サイトの紹介文。

幼少期に飛行機事故で家族を失った木山慎一郎(神木隆之介)は、友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。しかしある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力」―フォルトゥナの瞳―を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。自分の力に苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで桐生葵(有村架純)に出会う。明るく、自分に夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。互いに惹かれ合った2人は幸せな日々を過ごしていくが、それもつかの間、突然街ゆく人々が次々と透け始めてしまう。そして、ついには葵までもが― 
「人は朝起きてから夜寝るまで9000回何かを選択している―」(劇中より)
愛する人の“死の運命”が見えた時、慎一郎は何を選択するのか。心震えるラストが待ち受ける―(引用終わり)

今月15日公開だけれど、試写会の抽選に当選したのでひと足早く観て来た。うちの近所でもロケが行われ、市の広報誌の表紙を飾ったりしているので、公開前から関心があったのだ。

百田尚樹の同名小説を映画化したもの。「フォルトゥナ」とはローマ神話の運命の女神で、英語の fortune の語源である。「瞳」に関する伝説については不明で、百田氏の創作かもしれない。

死が近づいた人が透けて見えるという瞳を持ってしまった青年が、愛する女性の運命を知り、究極の選択を迫られた末に取った行動とは? 微笑ましいラブストーリーから一転して、警察にも追われる破目になった主人公が疾走するクライマックスシーンは手に汗握る。

その結末が明らかになってから、実はもうひとつ隠されていた事実が語られる。もしかして伏線が張られていたのかもしれないが、自分は気がつかなかった。「それはちょっとないだろう」という気もしたが、DVD等でまた観る機会があったら分かるかもしれない。うちの最寄り駅で撮影されたシーンも詳しくチェックしてみたいことだし。(笑)

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2月7日 ジョグ10キロ

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2019/01/09

映画『去年の冬、きみと別れ』

Fuyukimi2018年、製作委員会。岩田剛典、山本美月、斎藤工、北村一輝ほか。公式サイトの紹介文。

最愛の女性との結婚を控える記者=耶雲(岩田剛典)が狙う大物は、一年前、世間を騒がせた猟奇殺人事件の容疑者=天才カメラマンの木原坂(斎藤工)。真相に近付く耶雲だったが、木原坂の危険な罠は婚約者=百合子(山本美月)にまで及んでしまう。愛する人をこの手に取り戻すため、木原坂の罠にハマっていく耶雲の運命は――?(引用終わり)

中村文則の同名小説を映画化したもの。原作から大幅に設定を変えているものの、事件の核心部分はほぼ忠実に映像化され、むしろ構成が複雑な原作以上にサスペンスを感じさせ、独立した映画作品としてもなかなか良く出来ている。

原作を先に読んでいたので、最後のドンデン返しは予想どおりだったが、知らずに観たら確かに「すべての人がこの罠にハマる」だろう。しかし、原作と同様、単なるサイコサスペンスにとどまらず、愛を貫くことの重さといったことについても考えさせられる。

主演の岩田剛典は端正な顔立ちで、正体不明のライターを好演しているが、主人公の本当のキャラクターを演じるにはやや迫力不足だ。しかし、斎藤工、北村一輝など個性派が脇をしっかり固め、巧みな映像表現やテンポ感良い編集も相俟って、最後まで全く隙のない作品に仕上がっている。

1月7、9日 ジョグ10キロ

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2019/01/06

『玉木宏 音楽サスペンス紀行▽ショスタコーヴィチ 死の街を照らした交響曲第7番』

2日、NHKBSプレミアムで放映された標記番組を録画視聴した。NHK公式サイトの紹介文。

第二次世界大戦のさなか、ドイツ軍に包囲され過酷な状況にあったレニングラードで、ある演奏会が行われた。ショスタコーヴィチが故郷・レニングラードにささげた「交響曲第7番」。飢えや寒さと闘いながら、人々はどのようにして“奇跡のコンサート”を実現したのか? 一方、作品の楽譜は密かにマイクロフィルムにおさめられ、遠路アメリカまで運ばれた。ソビエトとアメリカの大国同士が音楽で手を結んだ、驚くべき政治的背景とは?(引用終わり)

作品の成立過程から各地での初演、内容の解釈や評価に至るまで、異例づくめで謎だらけのこの大作について、当時の世界情勢や政治的背景にまで踏み込んで取材したドキュメンタリーである。1941年9月の作曲者自身による有名なラジオ放送の実際の音源を聴くことも出来た。

ただ、全体的にはこの第7番がファシズムに対する抵抗の象徴として、ソ連のみならずアメリカでも政治利用されたという文脈だけで纏められている点がやや物足りなかった。もちろん、「第7番は、ファシズムはもちろん、私たち自身の社会システム、すなわち全体主義体制、全てを描いている」という、作曲者自身の注目すべき発言も紹介されているけれども、それ以上の掘り下げはない。例の戦争の主題がレハールの引用と思われることなど、音楽的な内容についての解説も欲しかったところだ。

それはともかく、駅伝とウィーンフィル以外およそ観たい番組がない正月のテレビにあって、今年は唯一この番組だけは大変見応えがあった。進行の玉木宏も終始沈痛な表情で冷静に語っていて好感がもてた。どこかで突如千秋真一に扮して指揮を始めないか心配していたが、さすがにそれはなかった。(笑)

1月5日 ジョグ10キロ

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2018/12/18

Rdvd って何?

毎週日曜放映のTVドラマ『下町ロケット』第10話で、失業中の島津にアメリカの大学から採用通知のレターが届くというシーンがあり、その封筒が一瞬だけアップで映っている。差出人の記載はこうだ。

California University of Technology
1391 E California Rdvd, Pasadena, CA 91132 U.S.A.
TEL: 213-897-657
FAX: 213-897-667

「カリフォルニア工業大学」(字幕)という名称やその住所は当然フィクションだろうが、Pasadena はカリフォルニア州(CA)に実在する地名だ。しかし、住所などの表記におかしな箇所がいくつかある。

まず、Rdvd とはいったい何だろうか。考えられるとしたら、Road を略した Rd. と Boulvard を略した Blvd. が一緒くたになったものか。また、略して書く場合は必ず末尾にピリオドが必要だ。同様に、E が East の略であれば、E. としなければならない。よって、正しい表記は次のようになるだろう。

1391 E. California Blvd., Pasadena, CA 91132 U.S.A.

また、電話番号を表す TEL は必ずしも間違いではないかもしれないが、言わなくても分かるので番号だけ書くのが一般的だ。あえて書くなら PHONE だろう。その後の コロン(:)をこんなふうに使うことはまずない。番号は最後がひとケタ足りない。さらに、島津への宛名が日本式に住所、名前の順となっているが、正しくは逆だろう。

まあ、アメリカからの手紙だということが分かればそれで十分なので、いちいち目くじらを立てることはないし、軽部からは「ま、映るの一瞬だからな」と鼻であしらわれそうだが(笑)、ちょっと気になったのでネタにさせてもらった。

12月17日 ジョグ10キロ

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2018/12/12

『オデッサ・ファイル』

Odessa1974年、米。ロナルド・ニーム監督。ジョン・ヴォイト主演。アマゾンの紹介文。

F・フォーサイスのベストセラー小説を原作にした第一級ポリティカル・サスペンス。ケネディ暗殺のニュースが流れた年、彼の危険な旅は始まった。
ジャーナリストのミラーは、自殺したある老人の日記を偶然手に入れる。その日記には、ナチスSSの幹部でユダヤ人強制収容所司令官だったロシュマンに関する犯罪が書かれていた。ロシュマンが名前を偽り、ドイツ国内で安穏と暮らしていることを知ったミラーは命の危険を冒して調査を始める。(引用終わり)

映画ネタは久々だ。全然観ていなかったわけではないが、このところなぜか用事が立て込んでいて、あまり映画を観る時間が取れなかった。まあ、それはそれで喜ぶべきことなのだろうけど。(苦笑)

フォーサイス原作の重厚なサスペンスと言えば、前に観た『ジャッカルの日』を思い出す。本作も同様のテイストで、クライマックスに向けてひたひたと高まる緊張感は、まさに手に汗を握らせる。特に、元ナチス隊員になりすましてオデッサのメンバーに接触するシーンは堪らない。

主人公が必死にロシュマンを探り出すストーリーの途中から、ただジャーナリストの功名心だけでは、その命知らずの行動の理由にならないと感じ始める。その答えはラストになってようやく明かされるが、それを暗示するようなジャケット写真はちょっといただけない。

ところで、ジョン・ヴォイトの出演する映画を前に観たような気がすると思っていたら、『真夜中のカーボーイ』で、テキサスからカウボーイの格好のままNYに出て来たジョーを演じていたのだった。全く対照的な役柄ながら、子供っぽいところはあるがどこか憎めない男を、ここでも好演している。

12月11日 ジョグ10キロ

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2018/11/17

『スマホを落としただけなのに』

Sumahootoshita2018年、製作委員会。東宝配給。北川景子、千葉雄大、成田凌、田中圭ほか。公式サイトの紹介文。

彼氏の富田(田中圭)に電話をかけた麻美(北川景子)は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失った。たまたま落ちていたスマホを拾ったという男から、富田のスマホが無事に戻ってきて安堵した麻美だったが、その日を境に不可解な出来事が起こるようになる。
身に覚えのないクレジットカードの請求や、SNSで繋がっているだけの男からのネットストーキング。落としたスマホから個人情報が流出したのか? ネットセキュリティ会社に勤める浦野(成田凌)に、スマホの安全対策を設定してもらい安心していた麻美だったが、その晩、何者かにアカウントを乗っ取られ、誰にも見られたくなかった写真がSNSにアップされてしまう。
時を同じくして、人里離れた山の中で次々と若い女性の遺体が見つかり、事件を担当する刑事・加賀谷(千葉雄大)は、犯人が長い黒髪の女性ばかりを狙っていたことに気が付く。スマホを拾ったのは誰だったのか。連続殺人事件の真犯人はいったい誰なのか。そして明らかになる“奪われた麻美の秘密”とは?(引用終わり)

スマホも持たず、SNSともほぼ無縁な人間だけれど、「パソコンや携帯電話が乗っ取られたら」と置き換えてみると、とても他人事とは思えない。劇中では暗証番号やパスワードがいとも簡単に見破られ、個人情報が丸裸にされてしまう恐怖が、これでもかと繰り返し描かれている。

セキュリティ対策を取っていれば、たとえスマホを落としても被害を免れる場合も多いだろう。自分自身、暗証番号やパスワードはまず他人が思いつかないものにしているつもりだけれど、絶対に大丈夫という保証はない。長い間同じものを使っているので、定期的に変更しないといけないだろう。

連続猟奇殺人事件との関連とか、いわゆる「麻美の秘密」については、どちらもありがちな設定であるうえ、途中でおおよその想像がつく。一方で、別の人間を真犯人と誤認させるような場面があったりで、サスペンス映画としての出来はそれほど良くない。しかし、スマホに依存した今の日常生活に潜む危険性について警鐘を鳴らした、まことに現代的なホラー映画であると言える。

11月16日 ジョグ10キロ

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2018/11/02

『ぬけまいる~女三人伊勢参り~』

Nukemairu_3偶然にも伊勢つながりとなったが、NHKの土曜時代ドラマ『ぬけまいる』が先月27日から始まった(8回連続)。朝井まかての同名小説をドラマ化、出演は田中麗奈、ともさかりえ、佐藤江梨子ほか。

若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶(いのしかちょう)」と呼ばれた三人娘も三十路過ぎとなり、それぞれに人に言えない事情と鬱屈を抱えていた。ある日突然、伊勢への抜け参りを思いついて3人で旅立つ。

第1回は出立までの事情と、江戸日本橋から川崎宿まで初日の珍道中を描く。「東海道中膝栗毛」の女性版といった感じで、骨董品と思って買った古道具が安物だったり、お人よしを見透かされて騙されたりと、これから先の道中が思い遣られる。また、初回からいきなり3人の入浴シーンがあってドキッとした。

ところで、番組タイトルの「ぬけまいる」の文字は、上下逆に見ると「いのしかちょう」と読めるようになっている。これは、アンビグラムというもので、千葉ロッテマリーンズが今年のセパ交流戦ポスターに採用して話題になったものだ。

街道ファンとしては見逃せないドラマだ。

10月31日 ジョグ10キロ
月間走行  233キロ
11月 2日 ジョグ10キロ

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2018/10/13

『光をくれた人』

Light2016年、米豪ニュージーランド。マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル他。アマゾンの紹介文。

心を閉ざし孤独だけを求め、オーストラリアの孤島で灯台守となったトム。しかし、美しく快活なイザベルが彼に再び生きる力を与えてくれた。彼らは結ばれ、孤島で幸福に暮らすが、度重なる流産はイザベルの心を傷つける。
ある日、島にボートが流れ着く。乗っていたのは見知らぬ男の死体と泣き叫ぶ女の子の赤ん坊。赤ん坊を娘として育てたいと願うイザベル。それが過ちと知りつつ願いを受け入れるトム。4年後、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた2人は、偶然にも娘の生みの母親ハナと出遇ってしまう――。(引用終わり)

舞台はオーストラリア西部沖の孤島。赤ん坊と既に死んだその父親がボートに乗って流れ着くことから物語が展開していくが、これと似たような設定で、お隣ニュージーランドの海岸に母子とピアノを乗せた舟が着くところから始まる『ピアノ・レッスン』を思い出した。

直前に二度目の流産を経験し、悲嘆にくれていた灯台守夫妻の子供として、赤ん坊は育てられていくのだが、実は本土にその母親が生存していて、一連の真相が明らかとなり、娘は実の母の家に引き取られていくのだが…というストーリー。

夫婦間の愛情、子供への愛情、人として守るべき道、罪と赦し。主人公夫妻も実の母も、互いに矛盾する大変難しい選択を迫られる。その息詰まるような心理ドラマが、抑制の効いたセリフによって展開し、美しい映像と音楽がそれに静かに寄り添う。

なお、主演の二人はもともと交際中で、本作製作の翌年に実際に結婚したそうである。どうりで迫真の演技だったわけだ。(笑)

月曜から伊勢街道の走り旅に出かけるので、次回更新までしばしご猶予を。

10月11、13日 ジョグ10キロ

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