2021/11/28

バファローズとヤクルトの因縁

少し話題を変えてみよう。(笑)

今年の日本シリーズは僅差を争う熱戦続きで、近年稀にみる見応えのあるシリーズだったという評判で、どちらのチームにも「天晴れ!」を差し上げたいところだ。

結局、延長12回までもつれこんだ昨日の第6戦を制したヤクルトが20年ぶりの日本一に輝いたわけだが、その20年前の相手は今はなき大阪近鉄バファローズだった。北川博敏が代打逆転満塁サヨナラ優勝決定本塁打を放つという、野球マンガ顔負けの劇的な優勝を果たした年である。

自分も観戦した大阪ドームでのその試合の相手はオリックス・ブルーウェーブで、その後の球界再編騒動の結果として、両者が統合されたチームとして現在のオリックス・バファローズがあるとされていることを想起すると、因縁浅からぬものを感じてしまう。

また、オリックスとしての最初の優勝は仰木監督率いるブルーウェーブ時代の1995年だったが、日本シリーズでは野村監督のヤクルトに敗れた。翌年には2年連続リーグ優勝と日本一を決めたものの、それ以降はリーグ優勝からも遠ざかっていた。今年25年ぶりのリーグ優勝を決めたわけだが、残念ながら日本一には及ばなかった。

実は球団再編前の12球団のうち唯一、日本一を達成していなかったのが(大阪)近鉄バファローズである。ブルーウェーブからバファローズに名前を変えたオリックスが、そのジンクスまで引き継ぐような因縁だけはあってほしくないと思う。

| | コメント (0)

2021/05/22

「東京オリパラ強行論」3人衆

東京オリンピックとパラリンピックは、常識的な感覚からすると到底開催できると思えないが、五輪開幕まで2か月となった現時点においてもなお、IOCサイドは強行論を崩そうとしていない。

その中心人物は言うまでもなく、「日本人は忍耐強い」とか宣ったというバッハ会長であるが、側近のコーツ副会長が「緊急事態宣言下でも大丈夫」と更に踏み込めば、世界陸連のコー会長も「世界の数十億人が開催を望んでいる」と援護射撃を行っている。

ところで、今日の記事の主眼はオリパラ開催の是非ではない。これら3人衆の名前についてである。コーツ氏とコー氏(紛らわしい!)のファーストネームは、それぞれジョンとセバスチャンで、英語の「ジョン」はドイツ語では「ヨハン」に相当する。

もうお分かりだろう。3人衆の名前を繋ぎ合わせると「ヨハン・セバスチャン・バッハ」となるのだ。最近の五輪ニュースを見るたび、偉大なる「音楽の父」も草葉の陰でさぞ驚いているに違いないと思う、今日この頃なのである。(笑)

| | コメント (0)

2018/04/15

肉体的援助

少女相手にいかがわしい行為に及ぶという話ではない(笑)。野球の話である。

昨日、佐藤薬品スタジアム(県営橿原球場)でオリックス対ソフトバンクのウェスタンリーグ公式戦があり、約4年ぶりの野球観戦に出かけた。試合そのものは両軍とも投手の制球が定まらず、締りのない乱打戦になってしまったが、途中で珍しいプレーが起きたのだ。

詳しくは覚えていないが、試合中盤のソフトバンクの攻撃で、二塁走者グラシアルが、後続打者のライト前ヒットで一挙本塁を陥れようとし、これを制止しようと両手を広げる三塁ベースコーチ井出と接触してしまったのだ。グラシアルはそのまま本塁に突入するも、はるか手前で捕手にタッチされてアウト。

…と思いきや、しばらくして主審梅木が場内放送のマイクを持ち、「ベースコーチが走者を肉体的に援助したと判定し、走者アウトで試合を再開する」旨の説明を行ったのだ。「肉体的援助」などという反則は初めて聞いたが、公認野球規則 6.01(a) 8 によれば、「三塁または一塁のベースコーチが走者に触れるかまたは支えるかして、走者の三塁または一塁への帰塁あるいはそれらの離塁を肉体的に援助したと審判員が認めた場合」、走者によるインターフェア(守備妨害)が宣告され、走者はアウトとなる。

マラソンでも選手に接触すると「助力」とみなされ、失格となることがあるのと同じようなものだろうか。調べてみると、何年かに一度起こるぐらいの珍プレーのようだ。井出コーチは実は2012年にも一軍公式戦で同じ反則を犯しているが、今回に限ってはコーチの制止を無視したグラシアルに非があると思う。もしハリさんが監督だったら、「喝!」と叫んで、即座に選手交代を告げただろう。

写真はそのプレーの時のものではない。それにしても、もう名前を知っているのは監督・コーチ陣しかいなくなってしまった。(泣)

Ts3r0003

4月13日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/02/11

平昌冬季五輪開幕

今般、オリンピックの政治利用としか言いようのない動きに対して、IOCが全く異議を唱えようとしないばかりか、むしろそれに乗せられているかのような態なのは、全く理解に苦しむところであるが、まあそういうおカタい話はさておき、わが国代表のこの選手の顔、どこかで見た覚えがあると思ったら…

Sakamoto_3

続きを読む "平昌冬季五輪開幕"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016/08/19

あっぱれ!

ついに我が町内から金メダリストが誕生した。バドミントンの髙橋礼華選手。今大会が始まるまで全く知らなかったけれど(笑)、うちの町内の小学校出身で、当時からジュニアで活躍していたそうだ。中学からは仙台の学校に移り、そこで松友選手とペアを組んだとか。

パブリックビューイングが行なわれた市内のホールには、深夜にもかかわらず多くの市民が詰め掛けたようだ。入口にはご覧のような垂れ幕が下がっていた。「金メダル」とも何とも書いてないけれど。(苦笑)

Ts3r0006_2

何はともあれ、あっぱれ! そして、おめでとう!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/03/23

アメリカン・フットボールを初観戦

先日、大阪のキンチョウスタジアム(長居球技場)で行われた、関西学院大学とプリンストン大学のアメリカン・フットボールの試合を観戦した。両大学ともに縁があるということで家族揃って行ったのだが、アメフトの試合をナマで観るのは実は初めてであった。

Ts3r0021

これまでTVなどでちょこっと見たりすることはあったが、動いては止まりで一体何をやっているのかよく分からない始末だった。さすがに今回は事前に基本的なルールを少し勉強してから行ったので、今どうなっているのかぐらいは理解できた。

高度に分業化された大人数の選手が頻繁に交代して、複雑な作戦の下で与えられた役割をこなしていくという、まさに組織プレイの極致のようなスポーツという印象を持った。野球もそうだけど、アメリカ人ってこういう人間が頭で考えて作ったようなスポーツが好きなのだなあ。

3月21日 休養
3月22日 ジョグ10キロ
3月23日 休養

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/11/04

天晴れ、楽天イーグルス!

大方の予想では巨人の圧勝に終わると思われていたシリーズだった。自分も当初は試合結果を知るだけで満足していたが、2勝1敗になった辺りから「もしかしたら」と思い始め、5戦目からはテレビ中継に釘付けとなってしまった。

しかし、第6戦で田中将大の不敗神話が崩れ、その時点で流れは大きく巨人に傾いたと感じた。絶対的エースで決められなかったチーム内に流れたであろう重い空気。そこに襲いかかる巨人の底知れぬ強さ、怖さは、平成元年の近鉄×巨人の日本シリーズ後半に感じたことの再来だった。

それを覆しての優勝は見事というしかない。田中のみにスポットライトが当たるが、MVPを取った美馬、新人とは思えない則本両投手の好投がなければ為し得ない偉業だった。嶋の巧みなリード、死球で痛む脚で必死の走塁を見せた藤田、どんな局面でも明るくムード作りに努めるジョーンズ、マギー両外人選手。まさにチーム一丸となっての勝利は、地元東北のみならず、多くの人々に勇気と感動を与えたことだろう。

元近鉄ファンとしては、バファローズが最後まで達成できなかった「日本一」を、その系譜上にあるとされるチームが、創設わずか9年目で達成してくれたのは喜ばしいし、残り少なくなった元近鉄選手の牧田が最終戦で3点目となる本塁打を放ったのも良かった。

11月1日 休養
11月2日 LSD36キロ
11月3日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/09/27

おめでとう、東北楽天!

チーム創設9年目でのリーグ優勝は大したものだ。発足当初の戦力はいかにも寄せ集めの感が否めず、実に11連敗したこともあり、あわやシーズン100敗に届きかねない有り様だった。

それが、若手を積極的に起用するなどで戦力の刷新と底上げを図り、また今季は田中将大という絶対的エースが存在することで、チームの求心力が高まったことが大きかったと思う。勝って当たり前みたいなチームでなくとも、努力と知恵で栄冠を勝ち得たことは、地元東北のみならず多くの人々を勇気づけるだろう。

近鉄バファローズの消滅から9年。いまだに楽天、オリックスともに感情移入できず、漠然と「パ・リーグのファン」に止まっていた自分だが、これからは楽天が少し身近な存在に感じられそうだ。

と、ここまで書いたところで、楽天本体からメールマガジンが届いた。優勝を記念して、監督の背番号にちなんだ「ポイント77倍セール」とかやるらしい。それこそ、「77倍返しだ!」(笑)ぐらいの勢いで、クライマックスシリーズも頑張ってほしい。

9月22日     ジョグ10キロ
9月23日     休養
9月24日     LSD40キロ
9月25~27日 ジョグ10キロ

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2013/09/07

ウェスタン公式戦

今日は自宅近くの佐藤薬品スタジアム(県営橿原球場)でウェスタンリーグ公式戦、阪神タイガース対オリックスバファローズの試合が行われたので観に行った。プロ野球の試合が奈良県下で行われるのは年に1回あるかどうか。

土曜日とはいえ地方球場の二軍戦だけに、観衆はサバを読んでも千人程度。鳴り物入りの応援がないのは静かでいいが、昼間から酔払ったオヤジたちが下卑た野次を飛ばすわ、外野の芝生席では子供たちが走り回るわで、スタンドには何とも言えない哀愁感が漂う。

しかし、グラウンドでプレーしている選手たちは、1日も早い一軍昇格を目指し、正に生活がかかった戦いをしているわけで、バックネットが隔てる彼我の世界の大きな落差に、思いを致さずにいられなかった。

Ts3r0283

9月4日   休養
9月5~7日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/05/01

猪瀬知事の発言問題

東京五輪招致をめぐる猪瀬東京都知事の発言には二重の過ちがあった。

まず、特定の人種や宗教に関する発言は、それがたとえ差別的なものでなくとも、公の場では控えるべきだというのが、欧米など諸外国では常識となっている。これはIOCの行動規範以前の問題である。私的なパーティですらそうであるのに、マスコミのインタビューでの不用意な発言は単なる不注意で済まされず、世界中に非常識ぶりを発信してしまった。

次に、このことを報じたNYタイムズ紙の報道に対し、知事が一旦は「真意が伝わらなかった」などというありがちな釈明で事を収めようとした点である。気心知れた都庁記者クラブ相手ならいざ知らず、外国メディアにそんな甘えが通用するはずはない。同紙は記事内容に自信を持っているとのコメントを発表し、知事は発言撤回と謝罪に追い込まれた。

そもそも、気鋭の論客として知られた知事が、なぜこんな初歩的な過ちを犯してしまったのか、全く不可解である。取材に同席したという事務局メンバーは一体何をしていたのだろうか。いずれにせよ、名古屋、大阪に続いて、またしても夏季五輪招致失敗となりそうな悪い予感がしてきた。

4月30日 休養
月間走行 188キロ
5月 1日 ジョグ10キロ

| | コメント (2) | トラックバック (0)