2021/04/10

退院しました

昨日、無事に退院した。点滴と十分な休養のおかげで何とか体調は持ち直し、通常の食事を食べられるまでになった。まだ完全復帰とはいかないけれど、日常生活に特段大きな支障はない。

ただ、今回の事態をもたらした抗癌剤は、実は一昨年の手術の後で肝転移が判明して最初に投与されていたのと同じものだ。事情があって当初予定の8サイクルの途中で打ち切っていたため再開を試みたわけだが、想定外の強い副作用が出てしまった形だ。

それだけ体力が低下しているということになるが、これだけ正常細胞を痛めつけるなら、癌細胞も同じようにやっつけてくれているものと、いいように考えておくことにしよう。

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2021/04/06

またまた入院

昨日から再び入院することになった。先月末から抗癌剤の種類が変わり、その副作用がひどかったためだ。点滴の翌日から激しい下痢が始まるとともに、食欲がみるみる減退して、重い脱水症状を引き起こしていたのだ。

当初は病院で2回日帰りの点滴を受けたものの症状は一向に改善せず、昨日主治医の診察を受けたところ、即日の入院を言い渡されたという次第だ。早速24時間連続の点滴が始まり、体調が徐々に回復に向かっているのを実感する。

脱水症状ならサロマウルトラ100キロや、最後のレースとなった大阪マラソン等でもイヤというほど経験したが、今回のが間違いなく自分史上最悪のものとなった。

しばらくまたブログの更新が滞ることになるが、ご了承のほどを。

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2021/03/10

体調データ管理表を作成

体調データ管理表なるものをエクセルで作成してみた。抗癌剤治療に伴い、日々の体温、血圧や体重などのデータや、副作用などの症状を記録する小冊子を病院からもらっているのだが、データはただ数字が並んでいるだけで変化が分かりにくかった。

さらに、今月に入って渡された新しい小冊子は随分と薄くなり、以前は21週分の記録が出来ていたのが今回は何と5週分しかない。スポンサーの製薬会社のコスト削減策なのだろうが、利用者は頻繁な交換を強いられることになる。

そこで一念発起(というほどでもないが・笑)、それらを管理するエクセル表を作成してみた。体温、朝夕の血圧、体重に加え、小冊子になかった心拍数も追加した。データを入力するとすぐグラフ化され、日々の変化が一目瞭然である。担当する医師や看護師にとっても分かりやすいのは間違いないだろう。

 

AB

ついでに、もうほとんど走ることがなくなり、ただの体重管理グラフと化していた「私家版ランナーズ・ダイアリー」もこれに統合することにした。

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2021/01/18

人工肛門解消は断念

年末の緊急手術と入院の原因となった、直腸縫合部付近の膿瘍(ウミ)は現時点でかなり排出され、抗生剤の効果もあって体温は平熱に戻り、抗癌剤治療を再開したところだ。しかし、直腸縫合部の状態はまだまだ完全ではなく、今後とも膿瘍の出方を経過観察していかなければならない。

現在、回腸に人工肛門(ストーマ)が造設され直腸縫合部に便が達していない状態でもそうなのだから、ストーマを解消して便がそこを通過するようになると大変危険である。また、そのための手術を行なおうとすれば、抗癌剤の投与を一定期間中断しなければならず、肝臓癌の進行が懸念される。

要するに、直腸縫合部付近の膿瘍と、肝臓に転移した癌、その両睨みで経過観察を続け、現在の状態を1日でも長く保つことが最善の対処方法ということになる。ストーマの解消はほぼ絶望的となったのだ。

癌の発覚以来、ほぼ全ての予想が裏切られ続けていて、今回はその最たるものだが、ものは考えようだ。ストーマを装着して既に1年半が経過して、その取扱いには慣れている。もう肚を決めて、死ぬまでこいつと付き合うしかないではないか。

昨秋は北海道や日光に行って、ストーマをつけたままの旅行が可能であることを確認した。念願の最後の海外旅行は、出来ればストーマを解消してから行きたいと考えていたが、現状で何とかするしかない。今はコロナ禍で行きたくても行けない情勢だが、十分な準備期間が与えられたと前向きに考えることにしよう。

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2020/12/30

退院しました

昨日、無事年内に退院することが出来た。それは病院側の配慮によるものかという前回の記述は誤りで、すぐ手術しないと危険な状態にあったことが分かった。病院の最終診療日に退院できたのは単なる偶然に過ぎない。あと1日発症が遅かったら、確実に病室で年越しする破目になっていた。

ところで、今回の入院中、別の病棟でコロナ感染者が発見されるという事態が出来した。現時点で7名の感染が確認されている。26日夜には病院内にいる全員を対象とした検査が行われ、また退院時も同じ検査を受けることになったが、結果はもちろん陰性である。

入院前を含めコロナの検査を続けて3回も受けたことになる。ともかく現時点でまだ感染していないことが分かってひと安心であるが、事態発生後の病院内の慌ただしい様子を目の当たりにし、医療を取り巻く状況の厳しさの一端を実感した。本当にご苦労さまである。

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2020/12/25

緊急手術&入院

と言うほど深刻な事態ではないけれど、年末年始を控えたこの時期ゆえ、年内に手術して退院させたいという病院側の配慮があったのかもしれない。

昨年の直腸癌手術の際の縫合不全箇所付近で膿瘍(ウミ)が溜まっていて炎症を起こしているため、当該膿瘍を除去するというものだ。昨日午後に行われた手術は小一時間ほどで終わり、肛門側から手の届く膿瘍は全て除去した。

ところで、今回病院玄関での体温チェックで37.0℃となり、病院内に立ち入る前にコロナの抗体定量検査を受けた。幸い結果は陰性。ホッと胸をなでおろしたのは、まだコロナに感染していないことが明らかになったとともに、ここで引っかかっていたら最低年内は手術は受けられなかったためだ。

あとは経過を見て対処方法を検討していくことになるが、このまま収まってくれることを祈るばかりだ。入院は数日の予定だが、ブログの更新が遅れる可能性があるので悪しからず。

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2020/08/04

アンダー・コントロール

D病院に戻って抗癌剤治療を再開してから約2か月、投薬が4サイクル終了した時点で造影剤CT検査等を行い、現在の肝臓の状態を調べてもらった。

その結果、肝臓の腫瘍は相変わらず数多く見られるものの、一つ一つのサイズは若干縮小していることが分かった。また、血液検査での肝機能の数値も正常範囲であり、現状は薬剤によって癌をコントロール出来ているようだ。

このままいつまでも薬が効き続けるというわけではないそうだが、当面は今の状態で生活できる見通しがついたというわけだ。「当面」が何時までなのかは分からないけれど、この先のことを考えるとまだ体が動くうちに出来ることはしておかなければならない。

まずは、この秋に家族と旅行する計画を進めている。旅行といっても国内の観光地に一泊するだけの話なのだが、自分の病気のこと、子供たちの仕事や家庭のことを考えると、もしかすると一家揃っての旅行はこれが最後になるかもしれない。

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2020/07/11

病気の現状

闘病日記の更新は7か月ぶりとなるが、とりあえずの現状報告を。

昨年11月下旬に大学病院に転院し、抗癌剤治療を継続しながら、転移した肝臓癌に対する外科手術の可能性を探ってきたが、今年3月初旬、現状では手術は不可能という判断が下された。

今後は抗癌剤を使って癌の広がりを極力抑えながら経過観察する、有体に言えば可能な限り延命を図るということになったわけだ。それならばと、手術検討のため一旦抗癌剤治療が中断していた機会をとらえて、抗癌剤投与中は出来なかった人工肛門の解消手術を実施し、生活の質(QOL)を向上させたいと考え、主治医の賛同も得てその準備を進めていた。

その矢先、新型コロナ騒動のため、地域の拠点病院である大学病院では「不要不急の手術」は当面実施しない方針が打ち出され、人工肛門解消術もそれに含まれることから、他病院への転院を勧められた。もともと、人工肛門は直腸癌手術と同時にD病院で実施した経緯もあり、再び同病院に戻ることにした。

5月中旬、約半年ぶりに訪れたD病院でも、入口で検温、問診が行なわれるなど、コロナ対策が講じられていた。早速、当時の主治医Y医師と面談してこちらの希望を伝え、人工肛門解消に向けた検査や準備を行なうことになった。

しかし、検査の結果、残念ながら直腸摘出後の縫合不全がまだ残っていて、このまま便を通すのはリスクがある。それよりも、抗癌剤治療を中断していたため、肝臓の癌がかなり進行していて、早急に治療を再開しないと命にかかわるという説明を受けた。

大学病院に戻るという選択肢もあったけれど、外科手術の可能性が現状ではないという以上、今後はまたD病院にお世話になることにした。すぐに内科のO医師に連絡を取ってくれて診察を受け、翌々日から早速抗癌剤治療を再開することになった。この手回しの良さはこの規模の病院ならではで、大学病院だったらおそらく1か月はロスしていたと思う。

使用する抗癌剤は年末から大学病院で行っていたのと同じであるが、中断期間があったためか最初は副作用がきつく、食欲不振と倦怠感で終日床についていたこともあった。脱毛も発生し、一時は前頭部がだいぶスカスカになってしまったが、幸い今は何とか収まっている。

医療関係者の友人から、転移癌であっても5年以上経過している人や、中には完全寛解した人もいるという話を聞いた。新しい抗癌剤や免疫療法なども開発され、治癒の可能性は以前に比べれば高まっているかもしれない。副作用との闘いはまだまだ続くが、少しでも希望を持って前を向いていたいと思っている。

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2019/12/10

抗癌剤治療第2弾開始

昨日から大学病院での抗癌剤治療の第2弾が始まった。D病院での第1弾は初日に通院で点滴、その後2週間は自宅で薬を服用して、3週目は休薬というパターンだった。第2弾では初日は同じく通院点滴だが、それに引き続いて、携帯可能な容器(ポンプ)からCVポート(腕に埋め込んだ点滴用の器具)を通じて46時間点滴を継続する処置をした状態で帰宅、3日目に点滴を終えて針を抜いた後は休薬、2週後にまた点滴するというパターンである。

使用する薬剤が異なり、それに伴って投与方法も変わるため、単純な比較は出来ないが、最初の3日間だけ我慢すれば後の10日余りは服薬もなく、身体への負担は比較的少なくて済みそうだ。2日目の今日現在、吐き気や倦怠感などの副作用はほとんど出ていない。ただ、今回の薬剤では髪の毛が抜けるというよく知られた副作用が出る可能性がある。まあ、もともと超短髪なので目立つことはないと思うが。(笑)

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2019/12/04

大学病院に転院

闘病日記は8月以来ご無沙汰していたが、そこに書いた抗癌剤治療を5サイクル15週間継続した先月下旬にCT検査等を行った結果、肝臓に転移した癌は少なくとも拡大はしていないことが判明した。そこで、外科手術の可能性を検討するため、県下有数の規模を持つ大学病院の消化器外科に紹介状を出してもらい、肝臓癌については今後そちらで治療を受けることとなった。

大学病院での診察の結果、今のところ画像で見える癌は確かに大きくないものの、癌を疑う小さな病変が複数あること、癌の指標となる腫瘍マーカーの数値が増加傾向にあることから、現時点で手術を行っても残った部分で癌が再発(残肝再発)する可能性が高く、今後別の抗癌剤を投与して経過を見た上で、改めて手術の可能性を探るという方針となった。

主治医は極めて温和かつ紳士的な表情で説明してくれたが、客観的に考えると手術の検討が先延ばしになったということは、根治への道のりがそれだけ厳しくなったと言わざるを得ない。もちろん、現時点では次の抗癌剤が効果を発揮してくれることを祈るばかりだが、そうならなかった場合の身の振り方について、そろそろ現実味をもって考え始めないといけない年の瀬を迎えそうである。

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