マラソン論~その34(完)
人類が直立歩行を始め、やがて農耕を開始するところから説き起こした(笑)大風呂敷な我がマラソン論も、今回でひとまず終了することにする。
さあ、いよいよレースが始まる。静寂の中、スターターの声が響く。
「10秒前」・・・「位置について」・・・「用意」・・・パン
何回経験しても胸の鼓動が高まる瞬間である。
半年かけて組み立ててきた長大なプログラムを、初めて通しで走らせる「ENTER」キーが、スタートのピストルなのだと思う。設計どおり動いてくれるかどうかは神のみぞ知るところである。
計画どおりに走れたときの高揚感は何物にも換えがたい。そういう時に心に浮かぶのが、ベートーヴェン「第九」の一節である。過去の完走記でも引用してきたが、改めて記して結びの言葉としたい。
天空の壮大なる計画に従って
太陽が駆け巡るが如く、朗らかに
走れ兄弟たちよ、汝らの道を
英雄が勝利を目指すが如く、喜ばしく
7月22日 ジョグ10キロ
7月23日 ジョグ10キロ
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