抗癌剤治療を終了
ついにその時がやってきた。前回の記事で「当面は今の薬を継続」と書いたが、癌治療の一寸先は闇である。総ビリルビンの数値が反転上昇したうえ、浮腫の症状が進行して下半身から腹回りにかけてパンパンに腫れてしまっている。
一方で肝機能の数値は思わしくなく、これ以上抗癌剤を投与することは意味がないという結論に達したわけだ。
今週、浮腫対策として赤血球輸血を行なうため3日間入院したが、それも即効性のあるものではなく、解消しなければ来週の診察で穿刺して腹水を抜いてもらうことになっている。
並行して緩和ケアへの移行が具体的に視野に入り、紹介状等を送付していつでも転院出来る態勢を整えつつある。まだ肝臓癌そのものの痛みは出ておらず、いつがその時期となるかは見通しが立たないけれど、いざそうなったら残された時間は1、2か月というのが通常だという。
心の準備はとっくに出来ていて、やり残したことはほとんどないと思うけれど、いよいよという段階になってみないと分からないこともあるだろう。
ただ、積極的治療が終わったことで、これまで約3年間ほどんど口にしなかったビールを少量飲むようになり、今のところそれが嬉しくて仕方がない日々である。(笑)
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コメント
下半身のむくみ等が大変のようですね...。仮に腹水を抜くことになり、少し落ち着けばいいですね。仮に転院(個室だったか..)されても、日常のことを時々、このブログで発信されてください。ブラームスは妻が属しているオケの今回定期で4番を取り上げます。ブラ4といえば、バッハの影響もありますね。少量でもビールが飲めるのはいいことです。そういえば、「大瓶」の読み方が東京と大阪で違うようで...。それでは。
投稿: frun 高橋 | 2022/05/13 10:08
高橋さん
速攻コメント、ありがとうございます。
ブログの更新も段々しんどくなりそうです。
ブラ4終楽章のシャコンヌ主題はバッハの
カンタータの引用で古風な響きが堪りません。
私自身は「だいびん」と言うことが多いですね。
今は缶ビール半分程度しか飲みませんが。(苦笑)
投稿: まこてぃん | 2022/05/14 08:33
すみません、よい言葉がみつかりませんが。
『心の準備はとっくに出来ていて、やり残したことはほとんどない、、、』と
思えて旅立てる人は年齢に関わらずなかなかいないような・・・。
最後にちゃんと嬉しいことも書いてくださるのがまこてぃんさんらしいですね。
こちらもちょっとほっとさせてもらえます。
やはりビールの味は格別でしょうか。(^^♪
できるだけ楽な状態が長く続きますように、、、。
投稿: くー | 2022/05/14 15:02
くーさん
いざとなって、
「あれやこれもやっておけば良かった」
とならないといいのですが。
ビールは五臓六腑に染み渡ります(特に肝臓に・笑)。
今は腹水のため少量しか飲めないのが悔しいです。
投稿: まこてぃん | 2022/05/15 15:40
ドナルドは相変わらず,毎晩3缶空けています🍺
投稿: はや | 2022/05/16 17:30
はやさん
お久しぶりです。
はやさんは何缶ですか?
私の元気な頃は何瓶でしたが…。(苦笑)
投稿: まこてぃん | 2022/05/17 08:57