« 米国旅行記 その12 | トップページ | 米国旅行記 その13 »

2022/01/12

古切手を寄附する

小学生の頃は切手収集が趣味だった。通常切手とは大違いの美しい図柄の記念切手を、どこかで見かけたか、誰かからもらったりしたかで興味を持ったのがきっかけだったと思う。

男の子の常で、一旦モノを集め始めるとそれ自体が目的になり、気がつくと記念切手の発売のたび近所の郵便局に買いに行ったり、切手ショップや通信販売でコレクションを補ったりしていた。

おかげで、浮世絵や日本画、国宝や文化財、国立公園や国定公園など、様々な雑学知識を得ることも出来た。学校の勉強には全く役に立たなかったけれども。(笑)

その後、オーディオから音楽へと関心が移って、収集した切手は死蔵状態となっていたが、身辺整理の一環で処分する必要に迫られた。新聞広告などで不要品買取業者が「切手や古銭も高価で買い取る」と謳っているけれど、一部希少価値のあるものを除けば、額面の何割かにしかならないケースがほとんどらしい。

面倒なのでいっそ捨ててしまおうかとも思ったが、何年か前まで所属していた某ボランティア団体の会報に、「誰誰さんから切手の寄附を頂きました」という記事が載っていたのを思い出した。久々に連絡を取ってみたら、今でも切手の寄附は歓迎ということだった。別納郵便などで料金を納める際に使うのかもしれない。

古い切手アルバムから取り出し、額面ごとに整理して袋詰めしたところ、全部で362枚あった。額面は小さいので金額にすれば数千円でしかないが、業者に買い叩かれたり捨てたりするより、額面どおり使ってもらえればそれに越したことはないだろう。

Stamps

|

« 米国旅行記 その12 | トップページ | 米国旅行記 その13 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。