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2021/12/10

米国旅行記 その6

シカゴからクリーヴランドへの乗り継ぎ時間は2時間15分。搭乗終了が15分前だとしても2時間ある。その間に入国審査と検疫、手荷物の預け替えを行なわなければならないのだが、まだホリデーシーズンが始まる前だし、たぶん大丈夫だろうと思っていた。

甘かった。

11月8日以降の入国条件の変更は、日本人にとってはワクチン接種証明書の追加で一層厳しくなった反面、ヨーロッパなど他の国々にとっては、それまで原則入国禁止になっていたものが条件付き解除となったのだ。

それからまだ1週間経たないというタイミングだったから、シカゴ・オヘア国際空港の入国審査は文字通り長蛇の列をなし、通常の待機場所を溢れた人々が通路にはみ出し、長い長い行列をなす始末だった。

それでも列は少しずつ動いているので、もしかしたらOKかと思っていたが、入国審査と検疫を通過した時点でクリーヴランド行きの出発まで35分という時刻だった。ターミナル間の移動を考慮してギリギリ間に合うかと期待したが、手荷物のタグをスキャンしてもらった瞬間に係員の端末の画面が赤くなり、ビーという警報音が出た。アウト!

すぐ横にあったユナイテッドのカウンターで後続便への変更が行われ、何とかその日のうちにクリーヴランドに到着できることにはなったが、後続便の出発までムダに時間があるのに、ホテル到着は深夜という事態に陥ったのだ。おまけに後続便の機材は一体いつから飛んでいるのかという古い737で、最初からトイレの水が出ないという有様だった。

いきなり前途多難の行程が予告されたようで気持ちが落ち込んだまま、ようやく到着したクリーヴランドのホテルで、恐ろしく愛想の悪いフロント係にチェックインを告げたのであった。

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