米国旅行記 その4
やはり羽田か成田経由で行くしかないかと思ったものの、クリーヴランドで厚労省書式の陰性証明書が入手できるかどうかという不安に加えて、東京から車を運転して帰らなければならないという点がネックになって、一時は旅行そのものを諦めざるを得ないかとも思いかけていた。
ところが、どういう拍子だったか、中部国際空港とデトロイトを結ぶデルタ航空の直行便が、週末に1往復だけ運航されていることが分かった。金曜午後にデトロイトを発ち、土曜夕方に名古屋着。翌日曜に名古屋を発って同日午前中にデトロイトに着く。
日曜のデトロイト行きではクリーヴランドでの演奏会に間に合わないが、帰路の名古屋行きに乗れば、常滑から約3時間運転すればその日のうちに自宅まで帰れる。往路は国内線との乗り継ぎは何ら問題ないので、東京から米国本土直行便に乗れば最短時間でクリーヴランドに入ることが出来る。
問題は日曜の演奏会の後、名古屋便が出る金曜までどう過ごすかであるが、そこは発想を転換して、折角の機会だからニューヨークとボストンにも立ち寄ることにした。その週に魅力的なコンサートとオペラがあったのもひとつだが(笑)、ニューヨークの日系クリニックで厚労省書式の陰性証明書を出してもらえるので安心だ。まさに一石二鳥である。
ようやく決まった旅程は次のとおりである。金曜午後に伊丹から羽田へ飛び、ユナイテッド航空のシカゴ便から乗り継いで、同日深夜にクリーヴランド着。月曜にNYに移動。滞在中にPCR検査を受けて陰性証明書を受領した上で、木曜午後に最終目的地ボストンに移動。金曜朝のデトロイト便から乗り継いで土曜夕方に名古屋着。検疫でOKが出れば、レンタカーでその日のうちに帰宅できるという寸法である。
ようやく旅立てることになったが、旅先では何が起こるか分かったものではない。(笑)
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