米国旅行記 その5
11月12日、ようやく出発の日がやって来た。PCR検査の陰性証明書は前日に入手済み、ワクチン接種証明書や米国滞在中の連絡先メモ(ホテルの名称、所在地)と合わせて、予備にコピーを取ってある。本来は搭乗券も前日にウェブサイトから印刷出来るはずだが、コロナ関係の証明書を確認できるまで発券できない。またビザなしの「ESTA」による渡米のため、帰りの航空券を購入済みであることを示す書面も必要となる。
以上の手続きを最初の出発地の伊丹空港で行う必要があり、相当の時間的余裕を見て出発したが、さすがにこの時期の国際線利用者は少ないようで、国際線カウンターはガラガラだった。しかし、これが実質的な米国への入国審査となるため、航空会社に課せられた責任は重い。その内容がコロコロ変わるのでこちらも大変ですと、応対してくれたANAの職員が言っていた。
無事に審査が終わってクリーヴランドまでの搭乗券を受取り、ひとまずANA便で羽田へ向かう。天候は快晴で上空から富士山や房総半島がきれいに見える。羽田に着くとユナイテッド航空のカウンターでまた必要書類のチェックを受ける。羽田の国際線ターミナルも嘘のように人気がなく静まり返っている。
手荷物を預けてセキュリティ、出国審査を通過。ANAのラウンジで一休みして、いよいよシカゴ行きユナイテッド882便に搭乗する。おそらく最後の外国旅行ということもあるが、自分の体調を考慮して、この後の飛行機は全てビジネスか、それに準ずるクラスの座席を購入してある。
写真はユナイテッドのビジネスクラス、その名も「ポラリス」の座席(というより個室に近い)である。写真では隠れているが、ちゃんと脚を伸ばしてフルフラットの姿勢で休むことが可能だ。
ただ、設備はともかくCAのサービスや食事に関してはエコノミーと大差ないように感じた。乗ったことがないので分からないが(笑)、ANAやJALのビジネスクラスなら、もっと丁重にもてなしてくれそうな気がする。
シカゴにはほぼ定刻の15時半頃到着。しかし、ここで最初のハプニングが起きたのだ。
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