バファローズとヤクルトの因縁
少し話題を変えてみよう。(笑)
今年の日本シリーズは僅差を争う熱戦続きで、近年稀にみる見応えのあるシリーズだったという評判で、どちらのチームにも「天晴れ!」を差し上げたいところだ。
結局、延長12回までもつれこんだ昨日の第6戦を制したヤクルトが20年ぶりの日本一に輝いたわけだが、その20年前の相手は今はなき大阪近鉄バファローズだった。北川博敏が代打逆転満塁サヨナラ優勝決定本塁打を放つという、野球マンガ顔負けの劇的な優勝を果たした年である。
自分も観戦した大阪ドームでのその試合の相手はオリックス・ブルーウェーブで、その後の球界再編騒動の結果として、両者が統合されたチームとして現在のオリックス・バファローズがあるとされていることを想起すると、因縁浅からぬものを感じてしまう。
また、オリックスとしての最初の優勝は仰木監督率いるブルーウェーブ時代の1995年だったが、日本シリーズでは野村監督のヤクルトに敗れた。翌年には2年連続リーグ優勝と日本一を決めたものの、それ以降はリーグ優勝からも遠ざかっていた。今年25年ぶりのリーグ優勝を決めたわけだが、残念ながら日本一には及ばなかった。
実は球団再編前の12球団のうち唯一、日本一を達成していなかったのが(大阪)近鉄バファローズである。ブルーウェーブからバファローズに名前を変えたオリックスが、そのジンクスまで引き継ぐような因縁だけはあってほしくないと思う。
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