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2021/04/22

「僕」って誰?

数日前に「僕」と称する人物から、いかにもという詐欺メールが届いた。曰く「貴方のデバイスにマルウェアをインストールした。貴方がアダルトサイトを見て興奮し、自慰行為で絶頂に達する動画を保存してあるので、公開されたくなければ16万円相当のビットコインを48時間以内に送金しろ」と。

そもそも「僕」って誰? また、彼はメールを送り付けた相手の名前すら知らないようで、相手を特定せず無差別に送ったメールであることは明らかだ。自分のメールアドレスはニフティのIDだから、アルファベット3文字と数字5桁の組み合わせで出来ている。その約17億通りの組み合わせを自動的に生成するプログラムさえあれば、ニフティのアドレスを持つ全員にメールを送り付けることは誰にでも出来るわけだ。

アダルトサイトの閲覧をバラすというのは典型的な手口だが、送金方法がプリペイドカードなどではなく、ビットコインというところが目を引く。しかし、その具体的方法は自分で調べろと、自らハードルを上げてしまっている。

また、警察等に相談したことを「僕が感知したら」動画を公開するというが、ネットや電話でなく直接警察署に出向いて相談したとしたら、どうやってそれを「感知」できるというのだろうか。

さて、「僕」が与えた48時間の「猶予」から更に48時間が経過した。もう私の「卑猥な動画」が公開されていていい頃だし、何ならこのブログだって自由に操作できるだろうから、ここにアップしてくれてもいいはずである。抗癌剤治療の副作用と日々戦い、先だっては入院までした自分に、そんなサイトを見て興奮している余裕があるとすればの話だけれど。

もし、読者の中にヘンな動画を送り付けられてきたという人がいたら、遠慮なく申し出てほしい。即刻、地元警察署に出向いて脅迫罪の疑いで被害届を提出するつもりである。

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