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2021/03/01

『フライト・ゲーム』

Nonstop 2014年、米。リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア他。KINENOTE の紹介文。

航空保安官ビルが客を装いアメリカ・ニューヨークからイギリス・ロンドンへ向かう旅客機に乗り込んだところ、何者かからメールが届く。その内容は、1億5千万ドルを指定口座に送金しなければ20分ごとに1人ずつ機内の誰かを殺すというものだった。単なるいたずらかどうか真偽のほどを疑っているうちに、1人目の犠牲者が出る。大西洋上空をフライト中の密室とも言える航空機内で起こった殺人にビルはまず乗客を疑い携行品を調べるが、何も手がかりになるようなものは見つからない。保安局が乗客名簿を調べるも怪しい点は誰にもなく、指定された口座がビル名義であるため彼へ疑いの目が向けられてしまう。次の犠牲者が出るまでのタイムリミットが迫り緊張感が高まる中、見えざる敵との頭脳戦が始まる……。(引用終わり)

原題は NON-STOP で、こちらの方が映画の内容にピッタリだ。大西洋上をフライト中の航空機内で発生した凶悪事件に立ち向かう航空保安官の孤軍奮闘を描いた、文字通りのノンストップ・サスペンスである。

航空機内でのインターネット利用は今や当たり前になったが、本作での犯人との遣り取りは全て携帯を通じて行われる。いかにも今の世相を反映した作品設定ではあるけれども、事件の真相部分では20年前の2001年に起きたテロ事件が、いまだにアメリカ社会に深い傷跡を残していることを窺わせる。

後ろめたい過去を持ちながらも、体を張って全身全霊で事件に立ち向かう航空保安官をリーアム・ニーソンが熱演。一方、ジュリアン・ムーアは、彼と偶然隣席となったキャリアウーマン風の女性を、最後のセリフに至るまでワケありっぽい雰囲気を漂わせて好演していた。

脇役陣では、偶然乗り合わせたNY市警察の警官や中東出身と思しき医師がいい味を出していたし、最後まで操縦桿を握った副操縦士の機転と勇気に拍手を贈りたくなった。

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コメント

「ハイジャック映画と潜水艦映画に外れなし」業界の格言?ですがどちらも密室が舞台でついついその場に引き込まれ当事者の緊張感を味わえるのが醍醐味です。「フライト・ゲーム」よく似たタイトルの「フライト・プラン」とダブります。後者主演のジョデイ・フォスターとジュリアン・ムーアもイメージが似ているのでなおさらです。たしか子供が機内で行方不明になり乗客名簿からも消されているサスペンスでした。両方とも当事者の緊張感を十分楽しめる作品です。

投稿: ブッちゃん | 2021/03/09 21:37

ブッちゃん
そういう格言があるとは知りませんでしたが、
確かに密室サスペンスは嫌でも集中させられますね。
本作でも一人で旅行する女の子が登場していましたが、
『フライトプラン』も面白そうで、また機会があれば。

投稿: まこてぃん | 2021/03/10 17:48

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