満身創痍
満身創痍というか、ノーガードで打たれ続けたボクサーというか。哀れをとどめるこの郵便ポストは、以前紹介した近鉄松塚駅前の道標近くに立っている。古くからある街道のようで、道幅は狭く交互交通を強いられるが、地元ドライバーが抜け道として利用するため交通量は多い。駅前の三叉路は見通しも悪く、最大の難所になっている。
そんなところに立てられた郵便ポストの宿命というべきか。差出し口の上にある雨除けは原型をとどめず、本体も擦った跡が無数についている。こうなると、ちょっと当たったぐらいでは誰も届け出ないだろうから、さらなる悪循環に陥ることになる。ついにダウンを奪われて倒れてしまうか、当局がタオルを投げ入れて再建でもしない限り、この醜態を晒し続けることになるのだろう。
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