« 歌劇「魔笛」 | トップページ | 身近にある道標 その5 »

2020/05/18

『アメリ』

Amelie2001年、仏。ジャン=ピエール・ジュネ監督。アマゾンの紹介文。

空想好きの小さな女の子アメリは、そのまま大人になってモンマルトルのカフェで働いている。彼女の好きなことはクレーム・ブリュレのカリカリの焼き目をスプーンで壊すこと、周りの人たちの人生を今よりちょっとだけ幸せにする小さな悪戯をしかけること。彼女の人生は、スピード写真コレクターのニノとの出会いによって、ある日突然、混乱をきたす。人を幸せにするどころか、優しい笑顔のニノにアメリは恋心を打ち明けることが出来ない。アメリの最も苦手な現実との対決、不器用な恋に必要なのは、ほんの少しの勇気。(引用終わり)

何とも言えない独特の世界観と魅力を持った作品だ。入り込めない人にはどこが面白いのかとなりかねないが、意外なことに還暦を過ぎたオジサンでもハマってしまった。

日常とかけ離れた世界を疑似体験させる映画の力は、心のどこかに確実に何かの痕跡を残した。観て決して損はなかったと思わせる作品だ。

主演オドレイ・トトゥの可憐さ、小悪魔ぶりが本作の魅力の半分ほどを占めるが、脇役からチョイ役に至る俳優陣の起用に監督は苦労したそうで、登場人物が一人残らず物語世界のリアリティ構築に寄与している。

また、随所に散りばめられた小ネタの面白さや、雲の色にまでこだわったという映像の丁寧な作り込み、パリの街角の雑音もうまくブレンドした音声の巧みさなどが光る。

5月18日 ジョグ4キロ

|

« 歌劇「魔笛」 | トップページ | 身近にある道標 その5 »

コメント

これはクレーム・ブリュレを一躍有名にした映画?(僕が知らなかっただけか:笑)
トトゥはコケティッシュという言葉がぴったりの女優ですね。
いかにもフランス!って感じで。
アメリ系の女の子が死んだはずの恋人を探す「ロング・エンゲージメント」もよかったです。
ココ・シャネルもやってましたが・・・どうなんでしょう?
アメリの印象が強すぎて。(^^)

投稿: ケイタロー | 2020/05/19 11:17

ケイタローさん
特典映像でクレーム・ブリュレのレシピを紹介していました。(笑)
彼女はそれ以外に「ダ・ヴィンチ・コード」にも出てますね。
(自分はまだ観ていませんが・・・)

投稿: まこてぃん | 2020/05/20 17:52

この記事へのコメントは終了しました。

« 歌劇「魔笛」 | トップページ | 身近にある道標 その5 »