« 『マイ・インターン』 | トップページ | 歌劇「ノルマ」 »

2020/01/21

BDプレーヤーの音声をデジタル出力する

自宅で映画やオペラを観るときは、5年ほど前に中古で購入したソニーのブルーレイディスクプレーヤーを使っている。音声については、普通の映画ならテレビのスピーカーで十分だけれど、オペラなどを観るときはステレオのアンプに繋いで、本格的なハイファイ(死語?)音声で楽しむことにしている。

で、その接続方法の話なのだが、もう30年も前のアンプなのでアナログのライン入力端子しかなく、おなじみの赤白ケーブルで接続していた。ところが、最近ふと昨年購入したCDプレーヤーにデジタル音声入力端子があったことを思い出し、BDプレーヤーの方も確認してみたら、そちらもちゃんと出力端子があるではないか。

両者のデジタル音声出入力端子を接続すれば、BDプレーヤーで読み取ったデジタル信号を、BDプレーヤー内蔵のD(デジタル)/A(アナログ)コンバーターを介さず直接出力し、CDプレーヤーのD/Aコンバーターでアナログ変換できることになる。両者のD/Aコンバーターの性能は値段相応の違いがあるだろうから、その分だけ確実に音質は向上するはずである。

デジタル音声出入力端子には光方式と同軸方式があるが、ネットで調べてみたところ、光ケーブルは折損の恐れがあるうえに、安価なプラスチック製は伝送時に歪を生じるとかで、そこそこの値段の同軸ケーブルを購入して早速接続してみた。

Coaxial_20200121204601

何度も聴き馴染んだCDで、①BDプレーヤーからアナログ出力、②BDプレーヤーからデジタル出力、③CDプレーヤー単体で再生、の3通りを比較試聴してみたところ、①から③の順に絵に描いたように音質が向上することが分かった。映画BDの音声での比較では、ドルビーとかサラウンドのせいか、違いがあまりはっきりしないが、少なくも低音の響き方はデジタル出力になると大きく改善した。

同軸ケーブルの数千円の出費と僅かな手間だけで済んだので、お手軽にグレードアップすることが出来た。あとは「もっと大画面で観たい」とか、また余計な欲を出さないことだ。(苦笑)

|

« 『マイ・インターン』 | トップページ | 歌劇「ノルマ」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。