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2019/12/22

当世結婚式事情その3

今年3回目の結婚式に参列した。姪、甥に続き、今度はわが娘の番である。昨今多くなった専用施設での挙式、披露宴で、神父や媒酌人の介在しない人前式の挙式、職場の上司は招待せず友人親戚のみの披露宴、スピーチや余興は最小限にした歓談中心の進行は、自分たちの時とは様変わりだが、慣例や形式に囚われない若い人たちの考え方には納得できる部分が多い。

それはともかくとして、今回は新婦のエスコートという大役が待っていて、直前にリハーサルをしてくれるとはいえ、たぶん人生で一度しかない体験には大いに緊張した。娘の手を無事新郎君に引き渡した後、しばらくその場で所在なく待っていると、「花嫁のパパ」の侘しさが込み上げてきたが、一種の通過儀礼なのだと言い聞かせていた。

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披露宴では、写真やビデオの撮影、各テーブルへの挨拶、来賓の見送りと結構忙しかったが、産地にまでこだわったフルコース料理を味わう余裕はあった。新郎新婦のこれまでを振り返るビデオで、娘の子供時分の写真が映し出されたり、最後に娘から感謝のこもった挨拶があったりと、ウルっと来そうな瞬間は何度かあったが何とか堪えた。

ホテルの部屋に戻り一人になってからオイオイ泣いている、というのは真っ赤なウソで、一夜明けた今になってもまだ夢の中の出来事のようで、実感が湧いていないというのが正直なところだ。これから自宅に戻り、何かの拍子に娘の部屋のドアの向こうから何も物音がしないことに気づくたび、いつも夕食の支度の最中に娘を駅まで迎えに行く家内がずっと台所にいることに違和感を感じるたび、娘が結婚して家を出て行ったことを改めて、しみじみと実感することになるのだろう。

 

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コメント

娘さんの御結婚おめでとうございます!!
今まで一緒に住んでおられたとのことで、これからじわじわと
寂しさがこみあげてくるのでしょう。
音楽や映画がそれを紛らわせてくれるでしょうか。(^^♪

投稿: くー | 2019/12/22 10:21

大役、お疲れさまでした。そしてお嬢様のご結婚、まことにおめでとうございます。ご結婚のお許し?にと、恐らく数か月前にはお嬢様の彼氏(現、夫)がご挨拶にいらっしゃったと思いますが、「サブ3したら許す」とかは?。それはさておき、お嬢様の部屋から物音がしないというのは寂しいでしょうね。ウチは大学卒業後はドイツの大学院に進み、今もその地で活動しているので、当初はやはり寂しい気はしました。朝晩聞こえてくるヴァイオリンの練習音がしない。妻と2人で食事をするのも結構、無言で(^^;。

投稿: frun 高橋 | 2019/12/22 10:47

くーさん
じわじわと、というよりは
何かの拍子に突然、
という感じかもしれません。
私の場合、映画はともかく、
気を紛らすために音楽を聴く
ということはありません。

frun 高橋さん
まだ現役のサブ3ランナーだったら
言っていたかもしれません。(笑)
当方も2人での食事は無言になりがちです。
「子は鎹」とは良く言ったものです。

投稿: まこてぃん | 2019/12/23 19:02

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