大学病院に転院
闘病日記は8月以来ご無沙汰していたが、そこに書いた抗癌剤治療を5サイクル15週間継続した先月下旬にCT検査等を行った結果、肝臓に転移した癌は少なくとも拡大はしていないことが判明した。そこで、外科手術の可能性を検討するため、県下有数の規模を持つ大学病院の消化器外科に紹介状を出してもらい、肝臓癌については今後そちらで治療を受けることとなった。
大学病院での診察の結果、今のところ画像で見える癌は確かに大きくないものの、癌を疑う小さな病変が複数あること、癌の指標となる腫瘍マーカーの数値が増加傾向にあることから、現時点で手術を行っても残った部分で癌が再発(残肝再発)する可能性が高く、今後別の抗癌剤を投与して経過を見た上で、改めて手術の可能性を探るという方針となった。
主治医は極めて温和かつ紳士的な表情で説明してくれたが、客観的に考えると手術の検討が先延ばしになったということは、根治への道のりがそれだけ厳しくなったと言わざるを得ない。もちろん、現時点では次の抗癌剤が効果を発揮してくれることを祈るばかりだが、そうならなかった場合の身の振り方について、そろそろ現実味をもって考え始めないといけない年の瀬を迎えそうである。
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