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2019/10/17

奈良街道を歩く その5(小野~墨染)

地下鉄小野駅の東、京街道との分岐点から街道歩きを再開。右奥が東海道髭茶屋追分方面、左が伏見・大坂方面、手前が六地蔵方面への奈良街道、通称醍醐道である。

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府道36号新奈良街道を横断して進むと、醍醐寺の広大な敷地が左手に広がっている。こういう風景を見るといつも思うのだが、宗教法人は非課税の固定資産税がまともに課税されたら、一体いくらになるのだろうか。

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この先で府道36号と合流、市街地の中を真っ直ぐ伸びる道をひたすら歩く。小野から休憩込みで約1時間、ようやく六地蔵まで戻ってきた。電車だとものの数分で着くのだけれど。

「札ノ辻」を今度は東から西へ直進し、六地蔵小橋(歩行者専用)で山科川を渡った西詰に比較的新しい道標が建ち、「☞だいご一言寺是より十七丁」「左おくりす(小栗栖)道 岡本尺角建之」と刻む。岡本某とは、俳句も嗜んだ石材商の名前のようである。

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この先の住宅街の狭い路地の奥に、クリーム色をした3階建ての建物が見える。窓枠やベランダには黒く焦げた跡が残っている。今年7月に痛ましい放火殺人事件の現場となった、京都アニメーション第1スタジオである。発生から3か月近く経過したが、未だ犯人の取調べには至っておらず、事件の全容解明はこれからという状態である。建物の前で犠牲者の冥福を祈って黙祷を捧げた。

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まもなく六地蔵交差点で府道7号に突き当たる。交差点北西に建立年不詳の道標が建ち、「みき京みち 法名末徹」「ひだりふしみみち」などと刻む。

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街道はここで右折して通称墨染道となり、八科峠の急な登りが始まる。行程終盤の脚には堪えたが、振り返ると六地蔵付近の市街地と、背後に連なる山々が望めた。

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やっとの思いで頂上に到達。「八科峠」の標石が建ち、「右京みち」「左六ぢぞう」「松井市右衛門建之」と刻む。傍らには東海道の日ノ岡峠で見かけたような車石が置かれている。ここの峠とは特に関係ないように思うのだが。

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ここから伏見までひたすら下りとなり、JR藤森駅付近を通過して、京阪墨染駅前で伏見街道と合流する。折角なので駅前の椿堂茶舗でまた煎茶を買ってから帰路に就いた。今回の街道歩きで本場宇治の煎茶を都合400gも買ったので、この先当分の間は買わなくて済みそうだ。(笑)

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