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2019/09/20

奈良街道を歩く その2(棚倉~小倉)

16日はJR棚倉駅前から近鉄小倉駅前までの約15キロを歩いた。途中、かつての玉水宿、長池宿を通過するが、長池までは長閑な田園地帯を行く単調な道が続き、名所旧跡などほとんどない区間である。図書館で借りたガイドブックでは、玉水-長池間はJRで移動というコース設定がなされている。

棚倉駅前をスタート。いかにも旧街道という、うねるように蛇行する道を進む。

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間もなく不動川を渡るが、橋で越えるのではなく、トンネルで潜る。この辺りに多い天井川のひとつで、トンネルの高さは1.6メートルと表示されている。身長167センチの自分でも頭を打つと思ったが、何とか屈まずに歩き通すことが出来た。実際は1.7メートル近くあるのを、余裕をみて切捨てて表示してあるのだろう。

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JR玉水駅付近では、線路が川の下を通っている。

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かつて玉水宿の中心部だったと思われる辻に、天保年間創業という料亭「八百忠」が現在も営業中である(左側の板塀の建物)。また、右手の電柱の左には、付近の史蹟名勝などを案内した道標が建つ。これも三宅安兵衛氏の遺志で建立されたものである。

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この先、長池までの間も歩き通したが、わずかにコンビニが1軒あるだけで、民家と田畑、学校以外本当に何もなかった。ようやく辿り着いた長池宿の中心部にある元旅籠の和菓子店「松屋」でひと休み。店内には旅籠当時の宿帳や引き札(今日の宣伝チラシ)などが展示してあった。

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集落の西端には「是北京都街道 南奈良街道」などと刻む道標が建つ。これまた三宅安兵衛氏である。なお、「京都五里 奈良四里半」とあるように、長池宿は奈良と京都のほぼ中間点に位置しており、「五里五里の里」と呼ばれていた。

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ここで一旦国道24号に合流し、城陽新池の先でまた旧道に分岐する。久津川付近、街道のすぐ東側に車塚古墳、丸塚古墳が往時の姿をとどめている。

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近鉄大久保駅を過ぎた広野町辺りに「宇治屋の辻」があり、これは宇治、六地蔵を経由する古い奈良街道との分岐点に当たる。「右うぢミち 左なら道」などと刻む道標は、平成9年交通災害で破損したものを、翌年に近隣町内会が再建したとの説明がある。

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近鉄小倉駅前で2日目の行程を終了。折角宇治まで来たので、駅前の吉田銘茶園で少し値の張る煎茶を土産に買い、帰路に就いた。

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