受診から入院まで
受診を決心したのが5月21日。この先は最悪もう二度と走れないことも予想されたので、前々から計画していた野上電鉄廃線ランを23日に決行。週明けで混雑が予想される月曜を避け、5月28日火曜日午前、大腸専門病院として県内では有名なD病院を受診した。外来フロアの約半分が大腸肛門科で占められるという特化ぶりである。
しかし、大腸肛門科はこの日も満員御礼の大賑わいで、予約も紹介もなしに飛び込んだ自分に順番が回ってきたのは、かれこれ夕方近くになっていた。まず浣腸薬を肛門から入れて排便した後、医師が肛門から指を入れての触診。続いて内視鏡で直腸を調べ始めて間もなく、増殖した腫瘍の塊が画面に映し出された。
これは只事でないと判断したのだろう、急遽同僚のY医師がその場に呼ばれ、2人の医師で今後の対応を協議している様子だった。検査終了後、Y医師から「これはあまり良くない種類と思われる」という説明があり、癌であることが仄めかされた。この先、様々な検査を受けてもらい、その結果を見て今後の対処方針を決めるということだった。
それからというもの、腹部造影CT、全大腸内視鏡検査、注腸レントゲン、腹部エコー、胃カメラ、下肢静脈エコー、心臓エコー、心電図と、4日間にわたり立て続けに検査を受けた。さらにD病院には設備がないため、県内T病院を紹介されてPET検査、骨盤と腹部の造影MRI検査を受けた。ちなみに、ブログ中断前最後の記事のタニタ食堂は、そのT病院の1階にテナントで入っている。中断理由のヒントのつもりだったが、そんなことをいちいち気にする人はいなかったようだ。(笑)
これらの検査結果を受けて、6月18日にY医師から今後の対処方針の説明があった。診断は下部直腸癌。ステージは3で、リンパ節への転移はあるものの、肺や肝臓など他の臓器への転移は今のところ明瞭には認められない。そのため、全身麻酔、腹腔鏡補助下による直腸摘出他の手術を行うこととし、21日入院、24日手術の日程が決定した。幸い、肛門から腫瘍まで約7センチほどの余裕があり、何とか肛門は温存することが可能で、永久人工肛門となるのは避けられる見通しということだった。
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コメント
良い方向に進むことを祈っています。
ニッポンランナーズ会員には医師が何名かいて、
肛門科の方も2名います。そのうち1名は大きな病院の
院長。サブ3ランナー、富士登山競走、ウルトラ等にも
挑む凄いお方で、学生時代はトロンボーンを!
まこてぃんさんともいろいろ話が合うと思います。
私、胃の内視鏡でお世話になったことがあります。
職場指定の病院での内視鏡では七転八倒したので、
氏にお願いしたのです。局部麻酔でしたが、何ら
問題なかったです。
7年前に違和感があって、そこからどうするか?の選択。
個人個人で考えが異なるのはわかりますが、ご家族も
いることですし、またまだまだ聴きたい音楽も多々ある
と思います。検査は今後もいろいろあるでしょうし、
抗がん剤も大変かと思いますが、頑張られてください。
私は昨日か大阪に来ています。昨日はジャンジャン横丁で
どて焼き食べました。ただ、何となく始めた禁酒が続いていて、昨日もお酒は控えました。
お酒控えると、身体にいいことが多いですね。
ではまた!!ブログ、毎日チェックします!お時間
ある時に続編や、また音楽ネタ等をぜひ!
投稿: FRUN 高橋 | 2019/08/05 08:21
言われて、タニタ食堂の写真に目を凝らすと、名前の上に「病院?」に見える文字が・・・。
画像を大きくしたら、ハッキリ読めて、中にはナースらしき服装の女性が多い。
いや、全然気が付かなかった(^^;)。
と、ちと話題を変えてみました(笑)。
投稿: AKA | 2019/08/05 16:24
FRUN高橋さん
D病院にもサブスリーランナーの女医さんが
おられるとか。まだお会いしてませんが。
退職してもう稼ぐ人間でなくなったとはいえ、
家族には申し訳ないことをしたと思います。
ご指摘のとおり、退院後は音楽三昧の日々です。
またそのうち音楽ネタもアップするつもりです。
AKAさん
ご配慮ありがとうございます。
あまりクッキリハッキリ写ってると
「ヒント」にはならないかと。(笑)
投稿: まこてぃん | 2019/08/05 19:14