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2019/08/07

手術

6月21日に入院。24日の手術に向けて、主治医や麻酔科医師、手術室と病棟の各看護師から詳細な事前説明があった。ストーマ(人工肛門)を造設する下腹部の箇所に、マジックで印をつける作業もあった。回腸(右側)に造設する予定だけれど、最悪肛門が温存できない場合は結腸ストーマ(左側)に変更となるので、左右2つのマークがつけられた。

手術日が近づくにつれ、食事内容が次第に流動食へと変わり、次第に空腹感が増してきた。前日の昼食が手術前最後の食事となり、午後3時に下剤を服用するよう指示があった。しかし、その後就寝前になってもお通じはなく、当直の看護師に思い切って相談してみたが、心配ないの一言で片づけられてしまった。しかし、これが後に緊急再手術に繋がることになるとは予想もつかなかった。黙って市販の浣腸薬でも使えば良かったかもしれないが、入院していて勝手なマネは出来ない。

手術は24日午前9時開始。手術室は意外に狭く、様々な機械に囲まれた手術台も予想外に小さなものだった。BGMは有線放送のチャンネルから予めリクエストさせてくれ、希望どおり室内楽中心のクラシックが静かに流れている。点滴や麻酔のチューブ、酸素マスク、心電図などが取り付けられ、「タイムアウト」と称する関係者一同の最終確認を経て、いよいよ手術開始である。

といっても、マスク経由で入ってくる麻酔薬がすぐに効いて、本人は完全に意識がない状態に陥る。目が覚めた時にはもう手術は終わっているのである。古市を発車したばかりと思っていたのに、目が覚めたら壺阪山駅まで乗り過ごしていた、という感じである(笑)。しかし、その間、実際には10時間もの時間が経過していた。術前の説明では8時間程度と聞かされていたが、いざ取り掛かろうとしたら大量の便が腸内に残留していて、まずそれを処置するのに余分な時間がかかったそうである。

執刀する主治医ほかのスタッフは長時間さぞ大変だったと思うが、控室で待機する家族もまた大変だったに違いない。ただ、D病院ではソファやTV、冷蔵庫等を備えた専用の家族控室が用意されていて、プライバシーが保たれた中で過ごすことが出来る。また、手術終了まで何の説明もないというケースも珍しくないそうだが、スタッフが何度か控室に足を運んで、家族に途中経過を報告してくれたそうだ。

意識が回復してまず最初に気になったのは、予定どおり肛門が温存された状態で直腸の摘出と吻合がなされ、回腸にストーマが造設されているかどうかだった。「どっち?」との問いに、家族から「右(回腸側)だよ」と返事があった。それでひとまず安心したのか、すぐにまた深い眠りに落ちてしまった。

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