『ダウンサイズ』
人口が増え続け、住みづらくなってしまった地球。科学の進化によって、なんと人間を1/14に縮小する技術が発見された。ネブラスカ州オマハに住む、いたって平凡な夫婦、ポール(マット・デイモン)と妻オードリー(クリステン・ウィグ)。低収入でストレスの多い日々を送る二人は、大金持ちで、大豪邸に住めるダウンサイズされた世界に希望を抱き、13cmになる決意をする。しかし、ミニチュア化したポールに待ち受けるのは予想外の人生だった・・・。(引用終わり)
ダウンサイズされた人間と元サイズの人間との生存競争がテーマかと思いきや、途中からは縮小された人間のコミュニティ内での出来事だけが続き、ちょっと肩透かしを喰らった。現代社会への風刺や、地球規模の危機への対応などが主要テーマで、そこにラブロマンスも絡んでという展開なのだが、いかんせん焦点がボヤけてしまい、中途半端な印象は否めない。前半の人間縮小のプロセスがとてもリアルで面白かっただけに残念だ。
しかし、「ジェイソン・ボーン」シリーズでの不死身ぶりから打って変わった、マット・デイモンのダメ男ぶりがまた板についていて、随所で笑いを誘う。ベトナム人女性に振り回された挙句、彼女と同じユニフォームに身を包んだシーンは噴き出してしまった。また、帰宅したポールに向かって彼の母が、「人を縮めたり 火星に行けるくせに 私の病気は治せない」と愚痴をこぼしているが、これは『オデッセイ』を踏まえたセリフだろう。
4月13日 LSD20キロ
4月15日 ジョグ10キロ
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