« アンプが復活! | トップページ | 軽と軽で2台持ち »

2019/01/27

異次元の再生音

アンプの修理が終わって、心おきなく音楽を聴けるようになったが、どうもこれまでとは次元の異なる再生音であるという気がしている。RUBICON6の真価がようやく発揮されてきたということだろう。もちろんエージングの効果もあるだろうが、アンプの不具合が解消したことが大きいと思われる。

言葉にするのは難しいけれども、音がひと塊りとなって聴こえるのではなく、それぞれの楽器の音が見通し良く、きちんと判別できるというのだろうか。それにより、内声部を含めた楽曲の構造がまさに浮き彫りとなり、奥行きを伴って立体的に目の前に広がるのだ。

突飛な譬えだが、ちょっと前に流行ったステレオグラムが初めて「見えた」ときの驚きに似ている。普通に見れば平面に印刷された幾何学模様でしかないのに、突然奥行きが生まれ、立体的な図形が透明な水の中に浮かび上がるように見える、あの瞬間の驚きである。

2つのスピーカーから出る音というより、3次元の立体空間そのものが音場として鳴っているかのようである。目を閉じれば本当にそこでオーケストラが演奏しているような錯覚すら覚える。ダリ社が言うところの「スピーカーはその存在を消し」というのは、まさにこういう音を言うのだろう。

ステレオグラムが立体的に見えるのは、両目から入る視覚情報が脳の中でいわば編集されることによるらしい。してみると、2つのスピーカーという点から出る音が、立体空間が鳴っているように感じるのも、両耳から入る音声情報を脳が編集しているためだろうか。大変興味深いことである。

1月25日 ジョグ10キロ
1月27日 LSD40キロ

|

« アンプが復活! | トップページ | 軽と軽で2台持ち »

コメント

スピーカーが新しくなると、アンプも欲しくなり、色々見ていますが、さすがにアキュフェーズは手が出ないしなぁ(^^;)。
それに高いのを買っても、残り少ない人生と比較すれば、如何にもコスパが悪いし(笑)。

安アパートなので、大音量で聴く訳に行かないし、高いアンプ代使うなら、窓を二重にして防音にした方が良いのでは?
と、悩みはつきません(^^;)。

投稿: AKA | 2019/01/28 14:33

AKAさん
スピーカーもアンプも30年使うとコスパ良好ですよ!
アキュフェーズ社は毎年年賀状をくれますが、
メンテして長く使って下さいというスタンスで、
自社製品に対するプライドには好感が持てます。

投稿: まこてぃん | 2019/01/28 21:39

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 異次元の再生音:

« アンプが復活! | トップページ | 軽と軽で2台持ち »