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2018/11/24

バイワイヤリングに変更

暫定的にシングルワイヤリング接続していたRUBICON6を、早速バイワイヤリング接続に変更することにした。

RUBICON6は高音域、低音域それぞれの接続端子を備えていて、本来は2本(4芯)のケーブルでアンプと接続するように設計されているが、簡便法でケーブル1本(2芯)でも接続できるように、ジャンパープレートが用意されている。当初はその方式で接続していた。1本のケーブルで上の高音域用端子に接続し、そこからジャンパープレートで下の低音域用端子にも信号が行くというわけだ。

Ts3r0002

しかし、この方式だと低音域で発生した逆起電力というものが悪さをして、高音域の再生に歪を生じさせるため、2本のケーブルで別々に接続することでその悪影響を軽減しようというのがバイワイヤリング接続だ。

しかし、これはスピーカー側で分岐するか、アンプ側で分岐するかの違いでしかないとも言え、ただの迷信だとして退ける説もあるけれど、いずれにせよ本来の設計どおり2本のケーブルで別々に接続した方が望ましいのは確かだろう。

今回、4芯の導体を持ち、バイワイヤリングが1本で出来るZONOTONE社のケーブルを購入。1本で2本分とは言え、1m当たり3千円以上する。太い銅線の束と悪戦苦闘しながらようやく接続を完了。見えにくいが、低音域用端子には赤と黒の芯線が接続されている。当然、ジャンパープレートは取り外す。

Ts3r0010

ケーブルにもエージングが必要という説もあるが、とりあえず試聴してみると、既にハッキリと音の違いを実感している。高音域の伸び、透明感が向上すると同時に、音の見通しが更に良くなり、これまで一つの塊りで聴こえていた音がきちんと分離して聴こえる。特に、メロディの蔭に埋もれがちな、第2ヴァイオリンやヴィオラといった内声部の動きが聴き取れることで、音楽の構造がより明確に把握できる。

改めて、CDにはこれだけの情報量が刻み込まれていたのかと驚くと同時に、これまでの再生音は何だったのかという思いを禁じ得ない。大袈裟に言えば、家にある全てのディスクを聴き直してみたい衝動に駆られている。オーディオの世界の奥深さを改めて感じた次第だが、しかしそれ以上に欲を出すと無間地獄に陥りそうで怖くもある。

11月22、24日 ジョグ10キロ

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コメント

奥が深いんですね~~~

投稿: たけした | 2018/12/03 12:36

たけしたさん
それはもう!
凝りだしたら本当にキリがありません。
おカネがいくらあっても足りないぐらいに。

投稿: まこてぃん | 2018/12/03 15:41

ちょっとネットでみてみましたがいまいちよくわかりません~
高音域と低音域を分けるなら この際 アンプの出口に
ハイパスフィルターとローパスフィルターを付けて 別配線にするのがより効果的ではないのかな?っってなんか間違ってますかぁ?レコードプレイヤーの修理にはまってます~(苦笑)

投稿: たけした | 2018/12/03 17:28

たけしたさん
ハイパスフィルターやローパスフィルターは
使用するスピーカーユニットやエンクロージャ等、
個々のスピーカーシステムごとに条件が異なり、
それぞれに最適のカットオフ周波数や
dB/oct特性などが設計されているので、
アンプ側に汎用型フィルターをつけるのは無理かと。

投稿: まこてぃん | 2018/12/03 18:09

そうなんだぁ~ でもアンプの入り口 出口 スピーカーと一体設計せなあかんねんなぁ~きっと

投稿: たけした | 2018/12/04 11:13

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