『ブルース・ブラザース』
1980年、米。ジョン・ランディス監督。ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド他。allcinema の紹介文。
黒い帽子に黒のサングラス、黒いネクタイに黒のスーツという、全身黒づくめのジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースは、ちぎりを交わした兄弟分。そのブルース兄弟が昔世話になった孤児院が窮地に陥った! 彼らは孤児院を救おうと、かつての仲間を集めて“ブルース・ブラザース・バンド”を再結成し、そのコンサートの利益を孤児院に寄付しようとするが……。(引用終わり)
コメディであり、ミュージカルであり、派手なカーチェイスのアクションであり、バディものでもある。それらの要素のどれもが超一流であるだけでなく、その全てがひとつの器の中に綺麗に納まっている。
まず、主人公2人のキャラが立っていて、途中からは彼らが登場するだけでニヤッとしてしまう。本職ではない歌も相当のレベルにあるらしい。そして、音楽と言えば、ジェームズ・ブラウン、アレサ・フランクリン(先月亡くなった)、レイ・チャールズと、ブルースに詳しくない私でも名前を知っている大物ミュージシャンが顔を揃える。
さらに、廃業したショッピング・モールを丸ごと復元したり、シカゴ市内を借り切ったりして撮影したカーチェイスは、今となっては撮影不可能な迫力を生んでいる。ナチの車が落下するシーンは、何と実際にヘリから車を落として撮ったそうだ。
ストーリーは単純明快で、何度観てもスカッとする映画の代表格と言える。音楽好きを中心に熱いファンが多いというのも当然だろう。なお、ラスト近くで登場する税務担当官が、実は若き日のスティーヴン・スピルバーグというのもご愛嬌だ。
9月9日 ジョグ10キロ
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