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2018/06/03

1台のラジオキットから

フォノカートリッジの話題が出たついでに、オーディオに興味を持ったきっかけと、その後のことについて書いてみたい。

タイトルのとおり、それは1台のトランジスタラジオキットから始まった。キットというのは、必要な部品が全てセットされていて、説明書に従って組み立てれば完成するというものだ。小学校高学年のとき、電気工事店の跡取り息子である従兄からプレゼントされたものだ。従弟の私にも電気に興味を持たせようとしたのかもしれない。

それまでプラモデルには親しんでいたけれど、ちゃんと音が出るラジオを自分で組み立てた感激は比較にならないほどで、中学時代には電子工作に熱中するようになった。「子供の科学」という雑誌に掲載された様々なガジェットを拵えた。当時は大阪市内に住んでいて、週末はほぼ日本橋の電気街で過ごす少年だったのだ。(笑)

それがさらにエスカレートして、アンプやスピーカーなどの自作に取り組むようになる。ラックスやケンクラフトなどのアンプキット、オール自作の真空管アンプ、16センチフルレンジを自作ボックスに納めたスピーカーなど、小遣いはほとんど全てオーディオに費やした。

さらに、オーディオと並行して、音楽の方にものめり込んでいく。折角ステレオを自作したのだから、本格的な音楽を聴かないともったいないと、ワケも分からないくせにクラシックのレコードを買い始めた。最初はオーケストラの迫力ある音に満足するだけだったのが、繰り返し聴くうち音楽そのものに心奪われるようになっていく。

オーケストラの編成とか各楽器の音にも興味が湧いて、ポケット版のスコアを買ったりしていたが、そのうち何を思ったか自分でも演奏してみたくなった。とりあえず簡単に音が出そうで、楽器も比較的安価なクラリネットを買ってもらい、教則本を見ながら自己流で練習を始めた。

中学、高校時代は弱小ブラスバンドの一員として活動するだけだったが、高校時代に聴いた某大学オーケストラのブラームスに衝撃を受け、何が何でもこのオケに入るんだという一念で受験勉強に励んだ結果、無事合格したことはだいぶ以前にも書いた。

今から思えば、プレゼントした従兄本人は全く意図しなかっただろうが、1台のトランジスタラジオキットが、その後の私の人生を大きく変えたのだ。他にもそういう人物が2人いるのだが、いずれも本人は全く与り知らないはずだ。

6月1日 LSD40キロ
6月3日 ジョグ10キロ

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コメント

ラジオ工作からアマ無線には走らなかったんですね。

投稿: わんわん! | 2018/06/04 12:42

わんわん!さん
大体、オーディオかハムのふた通りに
分かれていたみたいですね。
何となくですが、文系がオーディオ、
理系がハム、みたいな感じでしょうか?

投稿: まこてぃん | 2018/06/05 08:46

アマ無線は試験に合格しないといけないから、なんかそんな感じになるんでしょうね。

投稿: わんわん! | 2018/06/06 07:59

なるほど!

投稿: まこてぃん | 2018/06/06 08:32

遅まきながらのコメントです。
PC壊れてやっと新しいのが来ましたので。(^-^;
まこてぃんさんがクラシックに造詣が深い理由がやっとわかりました。
経験者だったとは気づきませんでした。
納得しました!(^^♪

投稿: くー | 2018/07/07 19:10

くーさん
「造詣が深い」と言うほどのものではありませんが、
中学時代以来ですから、ファン歴だけは長いですね。
これまでも、またこれからも、
音楽のない生活は考えられません。

投稿: まこてぃん | 2018/07/08 18:09

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