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2018/05/28

関西弦楽四重奏団コンサート

久々にコンサートに出かけた。といっても、NHK-FM「ベストオブクラシック」公開収録として行われた演奏会の観覧希望者に当選したものであり、早い話がロハというわけだ。(笑)

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会場は奈良県文化会館国際ホール。開館50周年記念ということで県も主催者に名を連ね、開演前には荒井知事の挨拶も行われた。出演は関西弦楽四重奏団。全員東京藝大出身で、関西で活躍する若手実力者たちである。

曲目はシュルホフ「5つの小品」、ラヴェルの弦楽四重奏曲ヘ長調、休憩後にベートーヴェンのラズモフスキー第3番ハ長調と、時代を遡っていく構成である。

シュルホフはプラハ出身の作曲家で20世紀初頭に数多くの作品を発表したが、ナチスドイツによって「退廃音楽」の烙印を押され、最後は強制収容所で死去。長く顧みられることがなかったが、最近になって見直しの機運が生じている。「5つの小品」はワルツやタンゴなど様々な民族舞曲をモチーフにした諧謔性に富む作品。もちろん初めて聴いたが、刺激的な不協和音がなぜか快感をもたらす不思議な作品だ。

このあと第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリン、2人の女性奏者がパートを交替した。このように曲によってパートを交代するのは、アメリカのエマーソン弦楽四重奏団などでも例があるが、楽曲の性格などに応じて柔軟に対応していくのが狙いだろうか。

続くラヴェルはこの日の出色。緩急や強弱、音色を、まるで万華鏡のように絶えず変化させつつ、まさにひとつの楽器のように4人が一体となった音楽が繰り広げられる。どちらかと言えば明るめの音色を持つ、このカルテットの特質も、曲調とよく合致していた。

休憩後のベートーヴェンもなかなかの力演だったが、急速なパッセージでの細かい音符がやや不鮮明に聴こえたのが残念だった。これは1300人収容の大ホールということも関係しているかもしれない。ラヴェルでは気にならなかったけれど、ベートーヴェンに関しては出来ればもう少しデッドな小ホールで聴きたかったところだ。

なお、アンコールとして、チェロ奏者の義父と紹介されたように記憶するが、福富秀夫という人が作曲した「関西ラプソディ」が演奏された。関西各地で親しまれる歌(最後の「琵琶湖周航の歌」しか分からなかったが)をモチーフにした小品である。

さて、会場を出て大宮通りを渡った登大路園地では、オクトーバーフェストが開催されていた。5月なのにオクトーバーとはこれいかにと思いながら立ち寄ってみたが、ビール300ccが何と千円というお値段だった。ノルウェーじゃあるまいし、いつも飲んでいる金麦が10本飲めるではないかと憤慨して、年金生活者はそそくさと会場を後にしたのだった。(笑)

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5月26、28日 ジョグ10キロ

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