正直者が…(続)
駐車違反に対する放置違反金について、「正直者が馬鹿を見る」結果になっている場合がないとは言えないと以前書いたが、やはりそのとおりだった。むしろ、想像していたより多くのケースでそうなっているとの記事を見つけた。
記事の趣旨は私が以前書いたのと同様、放置違反金の納付で全て終了するのに、わざわざ警察署に出頭すると、同額の反則金を課された上に、違反点数が加算されてしまい、ゴールド免許も返上という結果になるというものだ。
問題はその後で、そうとは知らずに(知ってという人も皆無ではなかろうが)警察署に出頭する人が、2015年の全国平均で何と18.5%にも上るというのだ。それだけでも驚きだが、さらにこの割合が都道府県によってかなりバラツキがあることが分かった。
その割合が最も高い(それを「ベスト」と言うのが適当かどうかは別として)のが、他でもない奈良県で49.6%、実にほぼ半数の人が正直に警察署に出頭したということになる。逆に、低いところでは6、7%台だから、その差はあまりに大きい。奈良県民は概して温和で大人しいと言われるが、そうした県民性だけでは説明がつかないだろう。
前の記事で書いたとおり、送られてきた説明文書では、「警察署に出頭するのが当たり前」というように読めるが、「奈良県下の警察署」とあることから、この文書は奈良県警が独自に作成したものと思われる。仮に、他府県警で使っている文書では少し違う表現になっていて、その結果として上記のような差が生じているのであれば、ある意味で法の下の平等にもとる制度運用となっている可能性がある。
3月 8日 ジョグ10キロ
3月10日 LSD20キロ
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