« 正直者が…(続々) | トップページ | 『アヒルと鴨のコインロッカー』 »

2018/03/16

『メッセージ』

Arrival2016年、米。テッド・チャンの小説『あなたの人生の物語』に基づくSF映画。アマゾンの紹介文。

突如地上に降り立った巨大な宇宙船。謎の知的生命体と意思の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、物理学者イアン(ジェレミー・レナー)とともに、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていく。そして、その言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかになる――(引用終わり)

巨大な柿の種(米菓「ばかうけ」という見方も・笑)のような宇宙船のビジュアルは斬新だが、タコかイカのような異星人とか、時間軸を自由に移動するストーリーは、SFの古典的手法であり、従ってツッコミどころも多いわけだが、そこにこだわっては面白くないだろう。

「彼ら」がイカスミのようなもので綴る文字の解読と、そこに埋め込まれたメッセージの解釈が必死で進められるが、一方では国際社会が大混乱し、宇宙船に対する攻撃が開始される。そこに、ルイーズとイアンの出会いから、女の子の誕生、そして切ない最後までの未来の物語が、時折フラッシュバックするように絡まっていく。

ただ、そうした全体の構図が最後まで観ないと分からないのが辛いところだ。もう一度最初から観直せばいろんな伏線が見えてきそうだが、前半はなかなかついて行けず、つい眠気を催してしまったことを白状しておく。

3月14、16日 ジョグ10キロ

|

« 正直者が…(続々) | トップページ | 『アヒルと鴨のコインロッカー』 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『メッセージ』:

« 正直者が…(続々) | トップページ | 『アヒルと鴨のコインロッカー』 »