正直者が…
先日の駐車違反に対する放置違反金の納付書が送られてきたので、早速近所の銀行で納付手続きを済ませた。遅れると延滞金が発生したり、財産差押え等を食らうことになるという。
それはまあ当然だろうが、問題は同封されていた説明文書である。これを見ると、「違反者が明らかな場合」は、「運転者自身」が必ず「警察署へ出頭」しなければならない、ように読める。また裏面には、使用者(所有者)自身が駐車違反した場合は、(使用者が)「警察へ出頭をお願いします」とハッキリ書かれている。
その上で、もし運転者が出頭しない場合は、車の使用者の責任を追及する(=放置違反金を課す)という流れになっているのだが、それはいわばタテマエで、実際には「必ず出頭しなければならない」わけではなく、出頭せずに放置違反金の納付で済ませるという選択が、全く合法的に可能なのだ。その場合には違反点数が加算されないという肝心のことは、一番下に見過ごしてしまうほど小さな字で書いてある。(赤枠はいずれも筆者)
警察当局としては、あくまでタテマエ論しか書けないのかもしれないが、これでは警察署に出頭するのが当たり前で、出頭しないのは善良な市民ではないというふうに読めてしまう。「正直者が馬鹿を見る」結果となっている場合が全くないとは言い切れないだろう。
1月20日 LSD20キロ
1月21日 ジョグ10キロ
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コメント
>運転者が出頭しない場合は、車の使用者の責任を追及す
これって会社の車で違反した時、運転していた
社員が名乗り出ない場合は会社に反則金を払って
もらいますよと言う意味ではないですか?
会社から点数を課すことは出来ませんから、そんな
文言なのかと思います。
投稿: A☆ | 2018/01/22 19:18
A☆さん
お久しぶりです。
仰るとおりで、元々は運転者が名乗り出ないときの
責任追及を車の所有者に対して行うというものです。
実際、レンタカー会社にとっては深刻な問題となって
いるようで、自衛策を様々に講じているとか。
ただ、所有者=運転者の場合は、どちらか選択できる
ことになるので、記事に書いたようなことが起きます。
投稿: まこてぃん | 2018/01/23 08:49