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2017/11/09

別府鉄道廃線ラン

先日、兵庫県加古川市を走っていた別府(べふ)鉄道の廃線跡を走った。8月にラン友&飲み友の四代目さんに教えてもらった路線である。あわせて、別府鉄道と接続していた旧国鉄高砂線跡も走ったが、それは便宜上別の記事としたい。

別府鉄道は、親会社の多木製肥所(現多木化学)の肥料製品を積み出すための鉄道として、大正10年に野口線(野口~別府港間約3.7キロ、野口で旧国鉄高砂線と接続)、同12年に土山線(別府港~土山間約4.1キロ、土山でJR山陽本線と接続)が開業した。旅客輸送も行って地域住民の足として親しまれていたが、1980年代に入って旧国鉄の貨物営業縮小の影響を受け、主目的の貨物輸送が出来なくなったことから、昭和59年1月末をもって両路線とも廃止となった。廃線跡は大半が遊歩道に転用されている。自転車も通行可能だが、そもそも距離が短い上に随所にバリアが設けられ、サイクリングロードとしては適しない。

全体をなるべく「一筆書き」で走るため、両路線の起終点と逆順になるが、JR土山駅前からスタート。11月とは思えないたっぷりの陽射しが有難い。駅のすぐ北側から、廃線跡を利用した遊歩道「であいのみち」が始まっている。安心して歩けるせいか、子供連れや高齢者の姿が目立つ。

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やがて大中遺跡公園に入ると、播磨町郷土資料館の裏にディーゼル機関車DC302と客車ハフ5が静態保存されている。残念ながらこの日は資料館の休館日だったため、中に立ち入ることは出来なかった。

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公園を出ると道路転用部分に入る。川崎車輌工場前信号所があった辺りに、貨車ワ124が野ざらし状態で置かれている。ただ、塗装をやり直したのか、黒光りする車体は健在である。

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国道250号明姫幹線と交差する場所には中野駅があったが、今は何の痕跡もない。やがて山陽新幹線および山陽電鉄をアンダークロスする。山陽電鉄のガードは単線分の幅しかなく、車はお互いに道を譲り合って通行している。

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この先で線路は左にカーブして野口線跡と合流、しばらく南下すると別府港駅跡に到着する。今も不動産管理会社として存続する別府鉄道の本社があり、タクシー部門が独立した別府タクシーの営業所と車庫もあった。社章は親会社の多木グループ共通で、いかにも肥料会社らしく、鍬(すき)を交差させた形になっている。

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再び北上し、今度は野口線の廃線を走る。こちらはほぼ全線が「松風こみち」として整備されている。沿道には松が植えられ、100メートル毎に距離表示もなされている。高架の山陽電鉄別府駅ホームをアンダークロスした先が別府口駅跡である。

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坂井駅跡の手前、踏切があった場所にはレールの跡が残る。

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円長寺駅跡を過ぎたところにある公園に、昭和6年製のガソリン車キハ2が静態保存されている。前後に荷台を装備した車輌は全国的にも珍しいという。

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藤原製作所前駅跡を経て、別府川を渡る鉄橋が今なお現役として活躍している。

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間もなく野口駅跡に到着、これで別府鉄道全線踏破である。旧国鉄側のモニュメントがあったが、これは別記事で。一旦、最短距離で加古川駅まで走り、駅前で昼食をとる。

11月8日 ジョグ10キロ

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