『盗聴者』
保険会社で働く真面目な男性デュバルは几帳面なために仕事を多く抱え過ぎ、不眠症とアルコール依存症の両方に悩むように。2年後、失業したデュバルは突然、初対面の男クレマンから仕事を頼まれる。それはあるアパルトマンの一室で盗聴された会話音声などをたったひとりで聴き、タイプライターで文字起こしするという不思議な仕事だ。会話音声では政府の関係者らしき人々が話しており、デュバルは自分の仕事が危険だと感じるが…。(引用終わり)
主人公デュバルが引き受けた仕事は、実はフランス政界の闇に繋がっていた…というストーリーなのだが、その内容に関する説明が断片的で、非常に分かりくい。そのため、それがテープ起こしの仕事とどう関係していたのかという、作品のキモのところがモヤモヤしたままで終わってしまった。
お人よしで小心者のデュバルは、政界の黒幕に体よく利用されただけということのようだが、秘密の仕事をしている最中に突然入って来た男を疑うことなく、言われるままにテープを渡してしまう場面は、いかな彼でもあまりにも不自然という気がした。
9月23、25日 ジョグ10キロ
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