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2017/09/07

『チャイナタウン』

Chinatown1974年、米。ロマン・ポランスキー監督。ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ他。Wikipedia の紹介文。

ロサンゼルスの私立探偵ジェイク・ギテスは「モーレイ夫人」と名乗る女性に依頼され、市の水道局幹部であるホリス・モーレイの身辺調査をすることになった。尾行の結果、ジェイクはホリスが若いブロンドの女性と逢っている様子を写真に撮影する。だがホリスのスキャンダルはすぐに新聞にすっぱ抜かれ、更にホリス自身も何者かに殺害されてしまった。しかも最初にモーレイ夫人を名乗って調査依頼してきた女は別人と判明する。ジェイクは独自に事件の真相に迫ろうとするが、そこで見たのはロサンゼルスの水道利権を巡る巨大な陰謀と、ホリスの妻イヴリン、そして彼女の父である影の有力者ノア・クロスを中心とした人々の、愛憎半ばする異常な過去だった。(引用終わり)

1930年代のロサンゼルスを舞台に、全篇に亘ってフィルム・ノワール的な虚無感と退廃感が漂う、ハードボイルド・ミステリーの名作とされる。殺人事件の背景として、ロサンゼルスという都市にとっての生命線である水道を巡る利権争いが描かれ、社会的な奥行きのある作品となっている。

大まかなストーリーはそれほど複雑ではないけれど、意味深長な伏線が数多く仕掛けられ、それらがいずれも後で重要なカギとなって回収されるなど、一度観ただけではなかなか全体の繋がりが理解できない。実際、主人公自身も大きな勘違いをして、それが因縁のチャイナタウンでの悲劇的な結末を招くという、とてもシニカルで、ある意味異様な作品である。

主演のジャック・ニコルソンがニヒルな探偵役を好演している。彼の主演作は『カッコーの巣の上で』『アバウト・シュミット』『恋愛小説家』『最高の人生の見つけ方』等、いろいろと観てきたが、多様な役柄にきっちり対応できる名優である。トランペットのソロに哀愁感が溢れるジェリー・ゴールドスミスの音楽が、映画の内容にぴったり合っている(直前に差し替えたものらしいが)。

9月6日 ジョグ10キロ

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