土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』
『あきない世傳』の項で少し書いたが、黒木華主演のNHK土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』が13日から始まった。第1回「はてなの飯」では、上方ではよく食されるが、江戸では「猫またぎ」として見向きもされない戻り鰹を、江戸の人々に食べてもらうまでの苦労話が描かれた。
細かいところまで原作に忠実に作り込もうという制作者の意図が窺えるし、何と言っても大阪弁ネイティブで、耳に心地よい黒木華のセリフが良い。原作にたびたび登場する「下がり眉」という特徴も見事に再現されていて驚いた。
原作に忠実と言えば、文庫本巻末にあるのと同様、作品中の料理の作り方が、最後に黒木華本人によって紹介されている。なぜか「つる家」のセットではなく、スタジオかどこかの近代的キッチンというのが面白いが。(笑)
どうしても北川景子主演のTV朝日版と比較してみたくなるが、一見おっとりとしながら芯の強さを秘めた黒木華、凛とした佇まいにひたむきさを感じさせる北川景子、どちらの澪もそれぞれの良さがあると言うしかない。
ところで前回、これでTV朝日版の続篇がもうなくなったと書いたが、その後、実は北川景子が来年の大河ドラマ『西郷どん』に出演することが発表された。この2つの話がウラで繋がっているのかどうか。芸能界の事情に疎い自分としては、下司な勘ぐりをするしかないところだ。(苦笑)
さて、本日から静岡県内に廃線ランに出かけるので、次回更新までしばらくお待ちを。
5月15日 ジョグ10キロ
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