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2017/05/10

『君の膵臓をたべたい』

Kimisui_2住野よる著。この作家は初めて。版元の紹介文。

偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。(引用終わり)

2016年年間ベストセラー第1位。本屋大賞第2位。流行りものには手を出さない自分がなぜ読んだのかは後で書くとして、さらに言えばこれはライトノベルというジャンルに入る作品のようで、柄にもないというか新鮮な読書経験になった。

まずはタイトルの奇抜さに驚くが、これが作品のテーマを象徴する言葉であることが、最後の方で明らかになってくる。これだけ売れれば、将来、ある慣用句がこれに置き換わるかもしれない(笑)。ただ、本文中では「食べたい」と漢字を使っているのに、タイトルが平仮名になっている理由は不明である。

対照的な性格の「僕」と桜良だが、その会話はジョークも交えてとても滑らかで、それだけ見れば青春ラブロマンスものかと思いきや、実は人間の存在の本質に迫るような内容を含んでいる。そのあたりのギャップがちょっと面白かったし、「僕」と同類の人間である自分としても、ふと胸に手を当ててみたくなった。

ところで、本作は映画化されて、7月下旬に公開される予定である。原作にはない12年後の「現在」が描かれ、桜良の親友恭子役で北川景子が出演する。原作との違いも含めて、今から楽しみにしている。

5月9日 ジョグ10キロ

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コメント

全然知りませんでした。(^^;
早速図書館に予約入れましたが、手許に届く頃には興味が
薄れているかも・・・。
(こういうパターン多いです。(^^;)

投稿: くー | 2017/05/10 19:30

くーさん
私も映画化を知ってから慌てて予約しましたが、
封切までに間に合いそうになく案じていたところ、
(こういうパターン多いです・笑)
娘も興味を持っていて、文庫化と同時に買ってきました。
親孝行な娘を持って良かったです。(笑)

投稿: まこてぃん | 2017/05/11 15:21

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