『エヴェレスト 神々の山嶺』
2016年、製作委員会。岡田准一、阿部寛、尾野真千子他。KINENOTE の紹介文。
カトマンドゥを訪れた山岳カメラマンの深町誠(岡田准一)は、エヴェレスト史上最大の謎を解く可能性を秘めた古いカメラを発見する。失われたフィルムを追ううちに辿り着いたのは、孤高の天才クライマー、羽生丈二(阿部寛)の存在だった。「山をやらないなら死んだも同じだ」と語り、他人を寄せ付けない人生を送ってきた羽生が取り憑かれた史上初の挑戦とは何なのか? その目的に興味を持ち、羽生の過去を調べるうち、深町はその凄絶な生き様に飲み込まれてゆく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも愛し続ける女性・岸涼子(尾野真千子)とも出会う。標高8848m、氷点下50℃。呼吸すら困難な極限の世界。垂直の壁が待ち受けるその場所で、これまで誰も成し得なかった過酷な登攀に単身挑む羽生。その挑戦を見届けようと後を追う深町。男たちは自然の脅威の前に命を晒しながらも、人間の限界を超えてただひたすら世界最高峰の頂を目指す。彼らは生きて帰る事が出来るのか?その先には果たして、何があるのか……? (引用終わり)
夢枕獏の小説を実写映画化したもの。実際にエベレストのベースキャンプ付近、標高5200メートル付近などでロケ撮影されたそうで、世界最高峰の人を寄せ付けない威容には圧倒される。
前人未到の方法でそれに挑もうとする羽生と、その生き方に感化された深町の交流を軸に、かつてジョージ・マロリーは登頂に成功したのかという、エベレスト登山史上の謎も絡めて描く。
「なぜエベレストに登りたかったのか」という問いに、マロリーが「それがそこにあるからだ」と答えた話は有名だが、それに対して羽生は「俺がここにいるからだ」と答えている。天動説と地動説みたいでなかなか興味深い。
ところで、羽生のライバルとして登場する長谷渉は、原作では長谷常雄となっていて、かの長谷川恒男氏がモデルなのだそうだ。
4月1、3日 ジョグ10キロ
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