« dポイントに喝! | トップページ | 30回目の献血 »

2017/03/16

『我が道を往く』

Goingmyway_21944年、米。レオ・マッケリー監督。ビング・クロスビー主演。ウィキペディアの紹介文。

ニューヨークの下町にある古びた教会、セント・ドミニク。老神父フィッツギボン(バリー・フィッツジェラルド)は、廃屋寸前の建物と周囲の劣悪な環境に、最近はあきらめ顔である。そこへ副神父として派遣された若いオマリー(ビング・クロスビー)がやってきた。口うるさい老婆と家主の喧嘩をなだめ、街のギャングたちには芝居の券を配り楽しみ方を教え、不良少年たちには合唱を教え込み合唱隊を作る。ついでに、幼友達のオペラ歌手リンデン(リーゼ・スティーヴンス)が教会の財政難を救ってくれて、フィッツギボンとオマリーは大喜び。しかし、その夜、教会は全焼してしまう。そして、間もなくオマリーは、別の教区へ移ることが決まった。(引用終わり)

ビング・クロスビー主演で、随所に歌が登場することから、「ミュージカル映画」という分類も可能だが、ストーリー上も歌になる場面で歌うので、通常のミュージカルのような「登場人物が突然歌い出す」違和感は全くない。

笑って泣いての人情コメディとも言うべき内容で、同様に下町を舞台にした「フーテンの寅さん」シリーズを連想させる(第21作は「寅次郎わが道をゆく」というタイトルだが、本作との関連は特にないようだ)。ただ、こうした作品が戦時下の1944年に制作され、終戦後間もない1946年に公開されたというのは驚きである。

なお、オマリーの幼なじみでオペラ歌手という設定のジュヌビエーブを演じたリーゼ・スティーヴンスは、本作中と同様、メトロポリタン・オペラで「カルメン」のタイトルロールを演じて好評を博したメゾ・ソプラノだそうである。道理で上手いはずだわ。

3月15日 ジョグ10キロ

|

« dポイントに喝! | トップページ | 30回目の献血 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『我が道を往く』:

« dポイントに喝! | トップページ | 30回目の献血 »