« 平成が終わる | トップページ | 『ピエタ』 »

2017/01/06

『杉原千畝 スギハラチウネ』

Chiune2015年、製作委員会。唐沢寿明主演。allcinema の紹介文。

1934年。語学力と情報網を武器に外交官・杉原千畝(唐沢寿明)はソ連北満州鉄道譲渡の交渉を成立させる。その一方で仲間を失い、千畝自身彼を警戒するソ連から『ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)』に指定され入国拒否されてしまう。千畝は在モスクワ大使館への赴任を希望していたものの叶わず、外務省よりリトアニア・カウナスにある日本領事館での勤務を命じられる。1939年、千畝は新たな相棒ペシュとリトアニアで諜報活動を開始。情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を分析、日本に発信していく。やがてナチスドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発。ナチスの迫害から逃れようと通過ビザを求めるユダヤ難民がカウナスの日本領事館へ大挙する。その数は日に日に増していき、彼らの置かれた状況を知る千畝は日本政府からの了承がないまま難民たちに通過ビザを発給するが……。(引用終わり)

終戦70年特別企画として製作され、公式サイトによれば「ポーランドでオールロケにて撮影され」たとのことで、俳優、エキストラのみならず、スタッフにもポーランド人が多数参加し、実質的には日ポ共同と言える作品である。

ユダヤ難民に日本通過ビザを発給して6千人もの命を救い、「東洋のシンドラー」とも呼ばれる杉原のキャリアを辿りながら、ビザ発給の顛末を中心に、そこに至る時代背景を含めて丹念に描いている。いずれアメリカとの勝ち目のない戦争に突入することを予期し、それを必死に食い止めようとした彼の行動は結局水泡に帰してしまうのだが。

個人的には日本の外務省には決して良いイメージを持っていないが、かつてはこういう気骨のある外交官がいたのだ。しかし、外務省・政府は杉原の存在を無視する態度を続け、本人の死後14年を経た2000年になってようやく名誉回復が行なわれた。映画はそのことも淡々と伝えている。

1月4、6日 ジョグ10キロ

|

« 平成が終わる | トップページ | 『ピエタ』 »

コメント

オデッセイもこれも試写会で見ました(^^;。この杉原では、泣けてしまったのは、ある事務官?が「私にもこの子と近い娘がいます。」と船に乗せるのを逡巡しつつある場面がありましたよね。もう涙出てしまって...。今年もよろしくお願いします!大阪出張なんとか画策したいです。

投稿: frun 高橋 | 2017/01/08 17:42

frun 高橋さん
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
私はオデッセイもこれもWOWOWです。(^-^;
ウラジオストクで乗客の誘導をしていた
JTB客船乗務員の大迫辰雄ですね。
濱田岳はコミカルな役が多いですが、
ここでは泣かせる演技を見せています。
また関西にお越しの際はお声がけを!

投稿: まこてぃん | 2017/01/08 18:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95622/64724166

この記事へのトラックバック一覧です: 『杉原千畝 スギハラチウネ』:

« 平成が終わる | トップページ | 『ピエタ』 »