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2016/12/28

『リトル・ランナー』

Littlerunner_32004年、加。原題 Saint Ralph。allcinema の紹介文。

1953年、カナダ・ハミルトンのカトリック学校。ここに通う14歳の少年ラルフは、タバコや性に対する興味が人一倍で、校則破りの常習犯。ある日、そんなラルフの母親が入院中に昏睡状態に陥ってしまう。看護婦の“奇跡でも起きない限りお母さんは目覚めない”との言葉にショックを受けるラルフ。ところが無理やり入部させられたクロスカントリー部で、コーチのヒバート神父が“君たちがボストンマラソンで優勝したら奇跡だ”と語るのを聞いたラルフは、自分が“奇跡”を起こして母を助けると誓い、猛練習を開始する。(引用終わり)

14歳の少年がボストンマラソンで優勝を狙うという設定自体、荒唐無稽の極みだが、そんなことはひとつの例え話として、どうでも良いように思えてくる。ちょっと拍子抜けするほど予想どおりの結末はおくとしても、全体としては少年の精神的・肉体的な成長を描くビルドゥングスロマンとしてよく出来ていると思う。

BAAも監修したボストンマラソンのシーンは当時の様子を再現しているものと思われ、約50年後のレースを走った自分にも興味深かった。観終わった後で、大事に保管している完走メダルを取り出してみたら、ほとんど同じデザインだった。

ただ、場面転換の度に出てくる聖人の記念日とか、何度か登場するニーチェの思想との対峙など、カトリックやキリスト教の常識的なことがらの理解があれば、もっと面白いシーンがいくつかあったような気がする。

12月28日 ジョグ10キロ

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