BSスカパー!で2015年1月から3月にかけて放映。全8話。アマゾンの紹介文。
大阪は西心斎橋に事務所を構える建設コンサルタント、二宮啓之(濱田岳)。建設現場に妨害をしにくるヤクザを別のヤクザを使っておさえる「サバキ」の仲介を担う彼が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。そのトラブルシューティングのために なりゆきでコンビを組むことになったのは ニ蝶会という暴力団のヤクザ・桑原保彦(北村一輝)。金の匂いを敏感に嗅ぎ付ける嗅覚と、頭の回転、腕っ節の強さは大阪屈指の極道。
全くといっていいほど、噛み合わない二人。それどころか桑原の言うとおりに二宮が動くと様々なトラブルに巻き込まれ、命の危険にもさらされるが、ピンチを救われることもあり。二宮は、桑原を「疫病神」と感じ、避けるようになるが、再びトラブルに巻き込まれ、桑原の助けを請うことになって・・・・・・。映画製作を行うというプロデューサーが二蝶会からの出資金を持ち逃げした。なりゆきから、その映画プロデューサーを追うことになった二人だが、トラブルが起こり、修羅場に。これを解決できないと・・・・・・。(引用終わり)
原作で言うと第5話までが『疫病神』、第6話からが『破門』となっている。両者とも基本的に原作に忠実に作られてはいるが、ドラマのタイトルにもかかわらず、『破門』の方は若干内容が割愛されて消化不良となっている。直木賞受賞作を前面に出した方が売れると考えたのだろうが、『破門』だけでは8話も持たないという判断があったのかもしれない。
ともあれ、桑原役の北村一輝がこれ以上ないというハマリ役で、もう本物の極道(まだ実際に出会ったことはないが・笑)にしか見えない。濱田岳も、桑原に始終どつかれながら、しっかりモトは取る二宮のキャラクターをよく体現している。大阪ネイティブの北村は当然として、東京出身の濱田の大阪弁がそれほど違和感がないのに驚く。前に観た『偉大なる、しゅららぼん』でも感じたことだが、耳のいい人なのだろう。
また、ステーキ、カニ、天ぷらからナポリタンスパゲティ、お好み焼きまで、場面転換時には必ずと言っていいほど食事シーンが出てくるが、これがまたいかにも美味そうで、食い倒れの町が舞台のドラマにぴったりである。
さて、来年1月公開予定の映画版では桑原が佐々木蔵之介、二宮が横山裕、その従妹の渡辺悠紀が北川景子といったキャスティングが発表されている。ドラマ版との比較を含め、今から楽しみだ。
9月23日 ジョグ10キロ
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