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2016/08/25

『レベッカ』

Rebecca_21940年米。ヒッチコック監督。ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテーン他。アマゾンの紹介文は若干ネタバレ。(苦笑)

旅行先のモンテカルロで偶然出会った、両親がいないヒロインと1年前に妻を亡くした英国紳士のマキシムは恋に落ち、即座に結婚、彼の豪邸があるマンダレーへ帰る。住む世界が違う同士の結婚に戸惑いながらもマキシムの愛を信じてやってきたヒロインだったが、その豪邸は海で溺死したマキシムの前妻レベッカの見えない影が全てを支配していた。屋敷の西側にある今は使われていないレベッカの部屋、屋敷の側の入り江にある謎の小屋、部屋のあちこちにあるRのイニシャルが刻まれた品々…。マンダレーの人々が口をそろえて讃える、美しく謎めいたレベッカの呪縛にとらわれ、不安と嫉妬にかられるヒロイン。そして前妻の召使であり、今は屋敷を取り仕切っているダンバース夫人が、次第にヒロインを心理的に追いつめていく。自分はレベッカの身代わりなのではと夫までもを疑い始めた矢先、入り江に小船が引き上げられる。そこにはなんと、マキシムが死体を確認し、今は墓の下にあるはずのレベッカの死体があった!(引用終わり)

ヒッチコックの渡米第1作で、アカデミー賞2部門を受賞した。タイトルのレベッカは既に死んでいて一度も登場せず、またヒロインの名前は最後まで分からないという、特異な設定がなされている。

絶世の美人にして奔放な性格だったレベッカの影に怯えるのはヒロインばかりではない。マキシム自身、彼女の死に苛まれる日々を過ごしていた。それがレベッカの企みであったことが最後に判明し、ようやく二人はレベッカの影から脱することが出来る。

名優ローレンス・オリヴィエの陰影深い演技もさることながら、ヒロインを演じたジョーン・フォンテーンの可憐さと、ダンバース夫人役のジュディス・アンダーソンの冷酷さとの対比が見事だった。

8月24日 ジョグ10キロ

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