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2016/05/04

東海道を走る その6(箱根~沼津)

箱根峠から先は人っ子一人通らない藪道となった。おそらく江戸時代そのままの風景に違いないが、かつてこれが東西を結ぶ幹線道路であったとは信じがたい。また、ここまで石畳道が走りにくくて閉口していたが、石畳のない地道は所々ぬかるんでいて、それを改善するための工夫だったのかと得心がいった。

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さて、ここまでは道に迷うこともなく順調に進んできたが、山中城跡の先で何と工事のため旧道が通行止めになっていた。新道開通などにより旧道の一部が破壊されるのは珍しいことではないけれども、「キング・オブ・街道」の東海道でさえ例外ではないことを思い知る。

仕方なく指示どおり国道1号に迂回したが、おかげで駿河湾と伊豆半島を望む絶景を楽しむことが出来た。

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さらに、これまで雲に隠れていた富士山の頂上付近が見えるようになってきた。この辺りを富士見平と言い、その名に偽りなしというわけだ。

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付近には日本最長という観光吊り橋が出来ていて、平日というのに結構な人出であるが、それを尻目に旧道に復帰し、しばらくすると人里に降りてきた。「○○新田」という地名が続くのは、東海道の整備とともに農地開発が進んだ地域なのだろう。

新幹線と東海道本線を越える辺りを愛宕坂といい、ここでも旧道が復元されているが、石畳というよりは足裏マッサージみたいな丸石が敷かれている。思わず裸足になって3往復しなければと思ってしまった(笑)。近くのコンビニでコーヒー休憩を取る。

まもなく三島宿に入る。三島大社の大鳥居は広重時代とは違うのかもしれないが、構図としては大体この辺りと思われる。

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三島の市街地を抜けると、駿河との国境の境川を越えるが、その付近に千貫樋(せんがんどい)という史跡が残っている。街道と平行に伸びる水路が境川の上を横断している。

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近くまで寄って水路上を見たところ。カモがのんびり泳いでいた。

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この先に伏見の一里塚がある。日本橋から数えて二十九里。これまで見てきたうちでは最も立派な部類に入る。

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三島-沼津間は5.5キロと短く、現在では市街地が続いてしまっているので、次の宿場に入ったという実感がないまま、1日目の目的地沼津に到着した。富士山がさらにはっきりと見えている。

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広重の絵では、狩野川に注ぐ小川に架かる三枚橋が画面中央奥に描かれている。小川は今でも暗渠として流れ、三枚橋の遺構が残っていた。

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予定より早めに着いたので、ホテルで一息ついてから廃線探訪に出かけた。それについては稿を改める。

5月3日 ジョグ10キロ

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