『花の鎖』
映画、ドラマから入ったので、湊かなえの本を読むのは初めてだったが、東海道への往復の鈍行車中で一気に読んだ。アマゾンの紹介文。
両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。花の記憶が3人の女性を繋いだ時、見えてくる衝撃の事実。そして彼女たちの人生に影を落とす謎の男「K」の正体とは。驚きのラストが胸を打つ、感動の傑作ミステリ。 (引用終わり)
第一章から第六章のそれぞれの章で、上記3人の女性の物語が、最初は何の脈絡もないかのように語られるが、次第に彼女たちの関係性が明らかになっていく。きんつば、花、山、絵画など、いくつかのキーワードがその手がかりになる。
その構成は大変凝っていて、最後に全貌が明らかになり、ひとつの大きな流れの中に収束していくところは見事である。個々のエピソードについては迫力不足というか、若干ありきたりな感じがするけれども、それよりは全体の構成の妙を味わうべき作品なのだろう。
TVドラマ化もされたらしい。映像にするといきなりネタバレになりはしないかと思うのだが、DVDは出ていないようなので確かめようがない。
4月29日 ジョグ10キロ
月間走行 224キロ
5月 1日 ジョグ10キロ
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コメント
今日はありがとうございました。
毎月、しっかり走ってはりますね!
また、面白い本の紹介楽しみにしてます。
明日は久しぶりに司馬遼記念館に行ってきます。
投稿: かつお | 2016/05/03 17:17
かつおさん
こちらこそ、ありがとうございました。
東海道のこともあり、何とか2日間で
80キロは走れるようにしています。
今後ともよろしくお願いします!
投稿: まこてぃん | 2016/05/03 21:16