3台目の正直
先日買ったばかりのFMチューナーだが、タイマーの設定は出来るもののセット機器と繋がないと動作しない仕様になっていて、仕方なくタイマー録音が始まる前に電源を入れるようにしていたが、案の定というべきか、電源を入れ忘れたまま外出し、途中で気がつくことが何度もあった。
これはこれでストレスになるので何とかしたい。しかし、そのためだけにわざわざ同じシリーズのアンプを買うのはバカバカしい。チューナー本体のタイマーは無視し、何らかの方法で設定時間になると自動的に電源が入るようにさえすれば良いのではないか。
例えば、昔使っていた記憶があるが、何通りものタイマー設定ができる「プログラムタイマー」があれば良い。しかし、ネットで検索しても、かなり以前に製造中止になり、中古品もほとんどないことが分かった。
その次に思いついたのが、HDDコンポのタイマー設定を利用して、それにチューナーを連動させることである。コンポ本体に連動コンセントがあれば簡単だが、各種ソースが聞ける「マルチコンポ」にそんなものはついていない。
色々探してみると、こういう便利なものがあることが分かった。本来はデスクトップパソコンに連動させて、モニターやプリンターをON/OFFするための商品だが、コンポ用にも十分使えそうである。パソコン用のコンセントにコンポを繋ぎ、コンポがタイマーでONになれば、その電流の変化を検知して、連動コンセントに繋いだチューナーもONになるという寸法だ。
我ながら素晴らしい発見をしたと早速注文し、翌日届いた電源タップに接続してみたところ、とんでもない勘違いをしていたことに気付いた。最近の電気製品の電源スイッチは押すたびにON/OFFが切り替わる方式のもので、一旦AC電源を切ってしまうと、再び電源を入れてもONにはならないのだ。このチューナーも然り。再び電源を入れると、通電はするものの「0:00」の時刻表示が点滅する初期状態に戻るのだ。仮にプログラムタイマーを発見していたとしても同じ結果だったのだ。
ああ、やっちまったと、一時はとても凹んでしまったが、それならば、昔のようにON/OFFの各状態が固定される機械式(?)電源スイッチのチューナーであれば良いのだと思い直し、チューナーそのものを買い替えることにした。それならいっそ、表面パネルはやはり黒が良いし、裏のアンテナ端子もオンキヨーのように不安定なワンタッチ式ではなく、同軸端子かネジ止め式の方が良い。
ということで、またまたハードオフに出かけて物色してみたら、上記の条件にピタリと合うパナソニック製品が2970円で売られていたので速攻ゲット。ST-G560という型番で1989年頃の製品らしい。ここでチューナーを買うのは3台目だ。もしかしたら不審な目で見られているかもしれない。(苦笑)
エプソンのプリンターの下にセットしたところ。やはり黒の方が調和が取れているし、幅もプリンターとほぼ同じで収まりが良い。肝心のコンポとの連動も無事成功した。セットしてから、ふとタイマーではなく普通にFMを聞きたいときはどうなのかと、一瞬イヤな予感が走ったが、常にコンポを通して聞く以上、それは全く問題ないのだ。
普段は慎重にリサーチし、いろいろシミュレーションしてから行動に移すことが多い自分だが、今回はちょっと気が逸ってしまったようで、チューナーが1台余る結果になった。3千円の出費で済んだとはいえ、これを糧に少し自戒しなければ。
4月8日 ジョグ10キロ
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