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2016/04/28

東海道を走る その5(小田原~箱根)

昨年秋に続き、「東海道を走る」第2弾として、小田原から箱根を越えて興津まで走ってきた。快晴に恵まれた4月19日午前8時過ぎ、前回終点の小田原ういろう本店前を出発。箱根駅伝往路5区のスタート地点でもある。

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しばらくすると早川の流れが見えてきて、その水を小田原城下に導く早川上水の取水口があった。ブラタモリでも紹介されていたが、天下の名城を支える重要な都市インフラだったのだ。

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箱根登山鉄道と並行しながら進み、箱根湯本駅手前で左折。三枚橋を渡って湯本の温泉街に入る。駅伝コースはこのまま駅方向に直進である。

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ホテル、旅館が建ち並ぶ県道から分岐し、往時のままの石畳道に入る。日本橋をスタートしてから東海道で初めての未舗装路である。最初こそ物珍しかったが、その後は石畳道の連続となり、走りにくくて難儀することになる。

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女転ばし坂、坐頭転ばし坂と、恐ろしそうな名前の坂を登り続けると、間の宿として栄えた畑宿村に至る。そこから先は、箱根新道と県道を何度も横切る九十九折の急坂となる。どんぐりほどの涙をこぼすという橿木坂の急な階段を登ると、小田原市街と相模湾を望む見晴茶屋に出る。

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石畳の猿滑坂を登った先では、茅葺屋根の甘酒茶屋が今も営業中である。中を覗いてみたら足元は土間で、裏には薪が積み上げてあった。

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さらに登りが続く。マラソン用のシューズなので足裏が突き上げられる。まさか東海道でトレイルシューズが必要とは思いもしなかった。

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やがて道が下り始めると、急に前方の視界が開けて芦ノ湖が見えてきた。ようやく箱根宿に到着である。広重の絵は、この権現坂辺りの風景を大胆にデフォルメしているらしい。

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芦ノ湖畔でまた一旦駅伝コースと合流するが、すぐに杉並木の旧道に分岐する。

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箱根関所が復元されているが、入り口まで行ったら入場料500円とある。観光客向けの強気な商売に呆れてしまった。外から覗けば大体様子が分かるので、「関所破り」を敢行することにして(笑)、国道へと迂回した。

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箱根駅伝の往路ゴール地点。国道を右折してからここまで、TV中継やこの写真でも結構距離があるように見えるが、実際には50メートルほどしかないのに驚いた。

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芦ノ湖を一望する道の駅「箱根路」でかけそばを食べた。例によって、昼食というより塩分補給が目的である。

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その先、箱根峠で静岡県に入る。相模と伊豆の国境である。小田原から800メートル以上も登っていたのだ。

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4月27日 ジョグ10キロ

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2016/04/25

初めてのインプラント

初めての入れ歯」をしたのは昨年7月のことだが、やはり装着感の悪さに慣れることができず、また手入れも面倒なことから、ついにインプラント治療に踏み切ることにした。

先日、まず人工歯根を埋め込む手術を受けてきた。歯茎を切開して、顎の骨にドリルで穴を開け、そこにボルトのような金属部品を埋め込む。外科手術というより、土木工事に近い感じだ。

麻酔がよく効いていたせいか、痛みは全く感じなかった。術後も特に腫れたりすることなく、まず経過は順調のようである。ただ、服用した抗生物質の効力が1週間続き、その間は禁酒するよう言い渡された。自分にはそちらの方が痛い。(笑)

まあ、マラソンの自己記録に挑戦していた頃は、本命レースの直前1か月は禁酒したものだから、1週間ぐらい少し長めの休肝日と思えば我慢できなくもない。

それより、もっと痛いのは出費の方で、健康保険の適用外だから20数万円の治療費は全額自己負担となり、年金生活者にはかなりの負担である。この際、アルコールをすっぱりやめて、浮いた酒代を治療費に充てればよいのだが、それはまず無理な相談というものだ。(笑)

4月23、25日 ジョグ10キロ

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2016/04/22

NifMo に乗り換え

昨日、東海道街道走りから無事帰宅した。レポートはぼちぼちと書いていくが、出発直前になってタブレットのモバイル接続ができないトラブルが発生した。まずその顛末から。

2、3日前には問題なく使えていたのに、出発の前日になってLTE/3G回線に繋がらなくなった。そういう時のために買ったタブレットが、よりによって旅行中に使えないのではお話にならない。

何度再起動しても同じ。電源を切ってSIM カードを抜き差ししても変わらない。仕方なくBIGLOBE のサービスに電話して、1時間以上待たされた挙句、再起動と設定の再確認をさせられただけで、「あとは SIM カードを交換するしかない。手数料は3千円」と言う。

マニュアルを読み上げるだけの通り一遍の対応に腹が立ち、「それなら解約して他のプロバイダと新規契約しても同じではないか」と言ってみた。新規の手数料も大抵3千円なのだ。すると、「それは○○様のご判断となります」と、冷たく突き放されてしまった。

売られた喧嘩は買うしかない。この際 BIGLOBE は解約することにして、以前検討したことがあるニフティの NifMo に乗り換えることにした。ニフティユーザーは月700円で使えるのは知っていたが、現用のタブレット端末が動作確認済み機器リストにないことだけがネックだった。

この際どうせ3千円取られるならダメ元でと、早速申し込んでしまったが、後で考えると少し頭に血が上っていたかもしれない。NifMo もダメなら更に別のプロバイダに3千円払わないといけないのだ。

しかし幸いなことに、旅行から帰ると既に SIM カードが届いていて、早速交換して設定をやり直してみたら無事に繋がった。BIGLOBE より月200円安い上、当初3か月間は更に450円引きなので、3千円の出費は9か月で元が取れる計算だ。今後の通信費の節約になるなら、ケガの功名だったかもしれない。

4月19日 LSD36キロ
4月20日 LSD43キロ

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2016/04/18

ささやかな愉しみ

まいにち日本茶をちゃんと淹れて飲む、
ということを始めたというを書いた。

それでうちにあったお茶がなくなったあと、
たぶんぼくの人生で初めて自分で買ったお茶が
じつはあまり良い品ではなかったらしく、
温度をどう変えても苦味ばかりで甘みが出ない。

最近それをようやく使い切ったので、近所のスーパーで
今度はもうちょっとマシなお茶を買おうと思ったのだ。
まあまあ良さそうなのが3種類あって、それぞれ
100g600円、700円、900円という値段だ。

こういうとき、ぼくのまわりにもいるけれど、
とにかくいちばん高いのを買う、という人がいる。
サイフの許す限り高いのを買っておけば間違いない。
それはそのとおりかもしれない。

でもぼくは今回、いちばん安い600円のを買った。
それで満足できればもっともお得なのだし、
そうでなければ次は700円、その次は900円と買えば、
たぶん少しずつ味が良くなるという愉しみが残っている。

とてもささやかで、みみっちい愉しみではあるけれど、
そういうものを積み重ねることが出来るかどうかで、
案外と人生ってかなり違ってくるのではないだろうか。

お金に余裕がある人へのやっかみで言うのではないけれど、
最初から900円を買う人は、ちょっとだけ大げさに言えば、
600円や700円との違いを知らずに人生を終えてしまうのだろう。

今回も、「不善亭日乗」に来てくれてありがとうございます。
ほぼ3日ごとに更新しています。

以上は、糸井重里氏の「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載の
「今日のダーリン」の文体を真似て書いた戯作である。
彼のような「人生を愉しむ達人」とまではいかなくとも、
せめて「まあまあ面白い人生だった」と思って死にたい。

今日から東海道走り旅に出かけます。次の更新まで暫しお待ちを。

4月16日 ジョグ10キロ

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2016/04/15

『夜行観覧車』

Wheel湊かなえの同名原作をドラマ化、2013年1月期TBS系で放映。鈴木京香、石田ゆり子他。アマゾンの紹介文。

2013年1月、高級住宅街ひばりヶ丘に住む高橋家の夫・弘幸(田中哲司)が自宅で何者かに襲われ、死亡する。直後には次男の慎司(中川大志)が姿を消した。そして妻の淳子(石田ゆり子)も…。おなじくひばりヶ丘に暮らす遠藤家では、娘の彩花(杉咲花)が荒れ、夫の啓介(宮迫博之)も何かに怯えている。 遠藤家と高橋家に何が起こり、何が彼らを変えたのか。そして、殺人事件を追う刑事・結城(高橋克典)が謎にせまる…。

遡ること4年前の2009年、憧れの高級住宅街ひばりヶ丘へ念願叶って一戸建ての家を建て引っ越してきた遠藤家。夢のような生活が始まるかに思われたが、この街は、自治会婦人部が部長の小島さと子(夏木マリ)を中心に街のしきたりや近所づきあいなど全てを仕切り、妻・真弓(鈴木京香)や娘・彩花は、事あるごとに彼女たちから嫌がらせを受ける。唯一の救いは向かいの高橋家。妻の淳子は真弓に気取りなく接し、ひばりヶ丘の先輩として真弓たちを時に救い、家族ぐるみで遠藤家と高橋家は親しくなる。

真弓と淳子は親友のようになり、彩花は高橋家の同学年の息子・慎司に憧れを抱く。だが、中学受験で同じ私立校を彩花と慎司は目指したが、彩花は受験に失敗し、慎司は合格した。その後、この街のシンボルと言うべき観覧車ハーバー・アイが完成。この頃から両家の関係は微妙に変化していく…(引用終わり)

優雅そうなタイトルとは裏腹に、内容はいかにもこの原作者らしく大変に重苦しい。高橋家で起きた殺人事件を軸に、それに関わる人々の心の闇が次々と白日の下に晒されていく。最後の最後で若干救いはあるが、視聴者の「怖いもの見たさ」を満足して余りある。

とりわけ、母子の人間関係がドラマの通奏低音となっていて、遠藤真弓と彩花、高橋淳子と慎司、小島さと子と雅臣、3組それぞれの母子関係が、本筋の殺人事件以上に重要なテーマとなっているように感じた。

ただ、その裏返しで、父子関係については淡白というのか、子供に過剰な期待をかけるか、逆に荒れる子供から逃げてばかりと、一種パターン化された描き方にとどまっているのが惜しまれる。

4月14日 ジョグ10キロ

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2016/04/12

吉野お花見LSD

この記事を書く前に数えてみたら、吉野お花見LSDは今年で15回目となるのだった。以前は最大20名の参加者を引率して混雑した吉野山を巡り、麓の温泉まで案内して一服してもらい、事前に予約した近鉄特急に間に合わせるという、今から思えば危ない橋を次々に渡るような企画を実行したものだが、さすがに近年は小人数で行くことが多くなった。

今年もいつものメンバー3人とこぢんまり楽しんできた。下千本、中千本が散り始め、上千本が満開というタイミングだったが、最高の見頃は少し過ぎていたのだろうか。お気に入りの絶景ポイントの桜も、心なしか色褪せて感じられた。年々、樹の勢いが弱くなっているのかもしれない。

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ただ、お花見もさることながら、LSDとしての練習効果は抜群だった。なにせ同行者はこの先、萩往還や富士登山に参加するツワモノたち。往復の峠道で俄然スイッチが入った彼らについていくのに必死だった。おかげで久々に心拍数を上げた練習ができたが、単に自分の走力が落ちただけなのかもしれない。(苦笑)

4月10日 LSD45キロ
4月12日 ジョグ10キロ

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2016/04/09

3台目の正直

先日買ったばかりのFMチューナーだが、タイマーの設定は出来るもののセット機器と繋がないと動作しない仕様になっていて、仕方なくタイマー録音が始まる前に電源を入れるようにしていたが、案の定というべきか、電源を入れ忘れたまま外出し、途中で気がつくことが何度もあった。

これはこれでストレスになるので何とかしたい。しかし、そのためだけにわざわざ同じシリーズのアンプを買うのはバカバカしい。チューナー本体のタイマーは無視し、何らかの方法で設定時間になると自動的に電源が入るようにさえすれば良いのではないか。

例えば、昔使っていた記憶があるが、何通りものタイマー設定ができる「プログラムタイマー」があれば良い。しかし、ネットで検索しても、かなり以前に製造中止になり、中古品もほとんどないことが分かった。

その次に思いついたのが、HDDコンポのタイマー設定を利用して、それにチューナーを連動させることである。コンポ本体に連動コンセントがあれば簡単だが、各種ソースが聞ける「マルチコンポ」にそんなものはついていない。

色々探してみると、こういう便利なものがあることが分かった。本来はデスクトップパソコンに連動させて、モニターやプリンターをON/OFFするための商品だが、コンポ用にも十分使えそうである。パソコン用のコンセントにコンポを繋ぎ、コンポがタイマーでONになれば、その電流の変化を検知して、連動コンセントに繋いだチューナーもONになるという寸法だ。

我ながら素晴らしい発見をしたと早速注文し、翌日届いた電源タップに接続してみたところ、とんでもない勘違いをしていたことに気付いた。最近の電気製品の電源スイッチは押すたびにON/OFFが切り替わる方式のもので、一旦AC電源を切ってしまうと、再び電源を入れてもONにはならないのだ。このチューナーも然り。再び電源を入れると、通電はするものの「0:00」の時刻表示が点滅する初期状態に戻るのだ。仮にプログラムタイマーを発見していたとしても同じ結果だったのだ。

ああ、やっちまったと、一時はとても凹んでしまったが、それならば、昔のようにON/OFFの各状態が固定される機械式(?)電源スイッチのチューナーであれば良いのだと思い直し、チューナーそのものを買い替えることにした。それならいっそ、表面パネルはやはり黒が良いし、裏のアンテナ端子もオンキヨーのように不安定なワンタッチ式ではなく、同軸端子かネジ止め式の方が良い。

ということで、またまたハードオフに出かけて物色してみたら、上記の条件にピタリと合うパナソニック製品が2970円で売られていたので速攻ゲット。ST-G560という型番で1989年頃の製品らしい。ここでチューナーを買うのは3台目だ。もしかしたら不審な目で見られているかもしれない。(苦笑)

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エプソンのプリンターの下にセットしたところ。やはり黒の方が調和が取れているし、幅もプリンターとほぼ同じで収まりが良い。肝心のコンポとの連動も無事成功した。セットしてから、ふとタイマーではなく普通にFMを聞きたいときはどうなのかと、一瞬イヤな予感が走ったが、常にコンポを通して聞く以上、それは全く問題ないのだ。

普段は慎重にリサーチし、いろいろシミュレーションしてから行動に移すことが多い自分だが、今回はちょっと気が逸ってしまったようで、チューナーが1台余る結果になった。3千円の出費で済んだとはいえ、これを糧に少し自戒しなければ。

4月8日 ジョグ10キロ

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2016/04/06

風邪薬で風邪は治らない

免疫力に相当な自信を持つ私としては大変不覚ながら、久々に風邪を引いてしまったのだ。このところの気温変動のせいかと思われるが、すぐに治ると高をくくり、いつもどおりジョギングしたのが最もいけなかったのだろう。(苦笑)

それはともかく、これまでの惰性で家にあった総合感冒薬をつい飲んでしまった。確かに熱はすぐ下がり、体もラクになったかに見えたが、なかなか風邪は治らない。

それもそのはず。風邪薬は「風邪を治す」ものでは決してなく、あくまで「風邪の諸症状を緩和する」だけのものだからだ。薬を飲んで熱は下がっても、人為的に下げただけで、それが治癒に繋がることはないのだ。

それどころか、かえって治癒を遅らせる結果になるとの指摘もある。風邪を引いた人が発熱するのは、白血球などの免疫作用をより強くするためであり、無理して熱を下げることは、折角の免疫作用を弱める結果になるのだ。むしろ温かい状態で十分な休養を取って、人体に備わった免疫作用に治癒を任せるのが一番良いのだ。ここでもまた、GO WILD が正解なのである。

ということで、薬の服用はやめ、最近していなかった昼寝までして休養に努めた結果、ほぼ治ってきたところだ。健康の有難み、人体機能の素晴らしさを改めて痛感している。

4月6日 ジョグ10キロ

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2016/04/03

『北のカナリアたち』

Canary引き続き、湊かなえ原作。2012年、東映。吉永小百合、柴田恭兵他。アマゾンの紹介文。

小学校の教師・川島はる。彼女が赴任したのは北海道の離島にある生徒6人の小さな分校だった。生徒たちの歌の才能に気づいたはるは、合唱を通してその心を明るく照らし、響きわたるその歌声は島の人々を優しく包み込んでいった。そんなある日、衝撃的な出来事が彼らを襲う。その出来事で島を追われ、生徒たちの前から姿を消すはる。「先生は俺たちを捨てたんだ」生徒たちもまたそれぞれが心に深い傷を残してしまう。
20年後、東京で暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。「なぜ、あの子が…」 真相を知るため、北へ向かう。成長した生徒たちの姿に喜びながらも、20年もの間、それぞれがあの時に言葉にできなかった想いを抱え、生きてきたことを知り愕然とするはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを生徒たちに明かしていく。凍てついていた感情が真実となって氷解する時、物語は感動のクライマックスを迎える。(引用終わり)

他の湊かなえ作品と同様、一連の出来事を関係者それぞれが語る内容が微妙にずれ、それが事件の複雑な真相を浮かび上がらせていくという手法である。今回はそれが6人の教え子たちのリレーによって展開していく。

結末は大体予想のつくものであったが、それに至る主人公の裏の言動が端折られている気がして、ミステリーとしては若干消化不良に終わった感は否めない。ただ、東映創立60周年記念作品ということで、豪華な出演者陣、木村大作のカメラ、川井郁子のヴァイオリンによるテーマ音楽と、まず安心して観られる水準に達している。この年の日本アカデミー賞では12部門で優秀賞を受賞したそうだ。

4月2日 ジョグ10キロ

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