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2016/02/03

ドラマ『紙の月』

Papermoon_4角田光代原作のTVドラマ版。2014年、NHKで放映。アマゾンの紹介文。

梅澤梨花(原田知世)は夫・正文(光石研)と2人暮らし。子供ができなかったこともあり、わかば銀行でパートとして働き始める。渉外係として顧客を回り、家事をいとわず手伝ううち、梨花は名護たま江(冨士眞奈美)などの独居老人たちから絶大な信頼を得ていく。なかでも梨花にご執心なのは地域の地主の平林孝三(ミッキー・カーチス)だ。ある日、平林家に呼び出された梨花は、孝三に金を借りにきた孫の光太(満島真之介)と出会う。
それから2年後。梨花は顧客から預かった1億もの金を着服し、海外に逃亡していた。いったい梨花に何が起きたのか。高校時代の友人・岡崎木綿子(水野真紀)と中条亜紀(西田尚美)は、梨花が起こした事件をたどるなか、それぞれが抱える心の闇と向き合わざるを得なくなっていく。(引用終わり)

実は、宮沢りえ主演の映画版『紙の月』の方も観てみた。犯罪サスペンスものとしては面白かったが、原作とはかなり離れてしまっていた。それに比べれば本ドラマはタイでのロケも含めてほぼ原作に忠実で、金の魔力に絡めとられていく人間の業(ごう)といったテーマに正面から向き合っている。

平凡な主婦が1億もの大金を横領するに至る過程をリアルに、そして徐々に透明感を増すような演技を見せる原田知世が秀逸だ。ボケが始まった名護たま江が、梨花を実の娘と思い違いしたまま、「金だけが目当てのお前に比べて、梨花さんはいかに優しく親切か」と繰り返すうち、感極まった梨花がぼろぼろと涙をこぼす場面が印象的だった。

2月2日 ジョグ10キロ

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