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2015/07/10

『黒い家』

Blackhouse1999年、アスミック・エース。森田芳光監督作品。ツタヤの紹介文。

第4回日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介の同名小説を『39 刑法第三十九条』の森田芳光監督が映画化。保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく……。(引用終わり)

原作を読んだのは5年も前で細部は覚えていないが、大まかな筋は原作を踏襲していると思う。ただ、肝心の菰田幸子役の大竹しのぶの演技は自分には全く怖くなかった。どこを見ているのか分からない目、甲高い声など、彼女なりにサイコパスを演出してはいるけれども、これではただの変質者だ。犯罪心理学専攻の助教授も同様だ。

『家族ゲーム』で見られたズーム併用移動というカメラ手法や、『(ハル)』で試みた文字による内容説明など、この監督ならではの工夫は認めるものの、この作品に籠められた製作側の意図がいまひとつ伝わってこない。また、原作者の貴志祐介と山崎まさよしが、あまり意味のないカメオ出演をしているが、これも「要らずもがな」である。

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