『わたし出すわ』
山吹摩耶が突然、故郷の函館に帰ってきた。東京でどう稼いだのか莫大な財を築いている。高校卒業以来何も変わっていない街で、久々に高校の同級生たちと再会する摩耶。そして彼らの「夢」や「希望」の実現のために、次々に「わたし、出すわ。」と自分のお金を差し出していく。友人たちは戸惑いながらも、ついそのお金を受け取ってしまうのだった。果たして摩耶の資金の出所は? 彼女の目的とは? そして大金を受け取った友人たちの夢の行く末は…? 「わたし出すわ」のその先に、それぞれの未来が見えてくる。(引用終わり)
かつてホリエモンは「金で買えないものはない」と豪語したとされるが、この映画の主人公はそれとは対極的な位置にいる。彼女は自分の欲望を満たすためではなく、高校の同級生たちの夢を実現するために、大金をポンと差し出すのだ。ただ、それをうまく活用できるかどうかは、受け取った側の態度次第というところが、この映画のミソかもしれない。
彼女のその行動は何が目的なのか、またその資金の出所はどこなのか、最後まではっきりとしない。資金の出所については、株式投資を示唆する発言があるため大体推測できるが、肝心の目的がよく分からない。入院中で意識不明の重体が続く母を看病するシーンが何度も登場するので、それと関係があるのかもしれないが。
ところで、実業団の長距離選手・川上孝役の山中崇が走るフォームがサマになっていたので驚いた。頭の上下動がほとんどなく、しっかりと胸を張ったいい走りである。本人の公式サイトでは剣道が趣味とあるが、どこかしら共通する動きがあるのだろうか。
なお、同じ監督の『間宮兄弟』で映画デビューした北川景子が、「場をわきまえない記者」というチョイ役ながら、結構いい味を出している。(結局そこかい・笑)
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