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2015/04/02

筑波鉄道廃線ラン

先月28日、茨城県にある筑波鉄道廃線跡の自転車道「つくばりんりんロード」(40.1キロ)を走った。廃線跡を走るのは一昨年のカナダ、プリンス・エドワード島以来である。

筑波鉄道は常磐線土浦駅と水戸線岩瀬駅の間を結んで大正7年に開業、筑波山への行楽客などを運んでいたが、モータリゼーションの影響で利用客が減少し、昭和62年4月1日に廃止となったものである。廃線後はサイクリングロードとして整備され、18駅のうち6駅はベンチやトイレなどを備えた休憩所として利用されている。

走り終えてからの風呂や交通の便を考えて、今回は終点岩瀬から起点土浦を目指すことにし、10時半に岩瀬駅前をスタート。写真は土浦方から岩瀬駅を望んだところ。

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ここからほぼ真南に向かう。遥か前方に霞んで見えているのが筑波山だが、そこはまだ中間点に過ぎないのだ。はあ。

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30分ほどで最初の駅、雨引駅跡に到着。

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上下2面のホーム跡がそのまま残っている。以下、ほとんどの駅がこのような状態で残っていて、その都度写真に収めたものの、後から見るとどこがどこだか分からなくなってしまった。下は真壁駅跡。たぶん(笑)。2面3線式だったと思われる。

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ここで初めて休憩中のランナーに遭遇。後でもう一人、その人の知り合いと思われるランナーとすれ違ったが、私以外に通しで走っていると思われるのはこの二人だけだった。それ以外では、近くをジョグしているだけ、のような感じの人が十何人か。サイクリストはおそらく100人以上はいた。

サイクリングロードとして整備されてしまったために、比較的最近の廃線にもかかわらず、いわゆる鉄道遺構はほとんど見かけなかったが、真壁―桃山間の踏切跡でレールのような遺構(路面の補強材?)を発見した。

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あまりに単調なコースのせいか、途中、わざわざ凹凸を設けた箇所もある。ランナーにとっては迷惑以外の何物でもないが、自転車の人たちはちょっとしたスリルがあって楽しそうだった。あくまで「サイクリングロード」だから仕方ないか。

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並行して走る県道と合流したところのコンビニで昼食休憩すると、ようやく筑波山が間近に望めるようになってきた。内陸県奈良の人間からすれば何ということもない山だが、だだっ広い関東平野にあっては目を惹く存在なのだろう。

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筑波山を背に、一路土浦へ向かう。

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小田城跡は最近になって公園として整備され、サイクリングロードは公園外周を迂回する形となっているが、廃線前は北西にある小田駅から南東に伸びる線路が、城跡のど真ん中を貫いていたのだ。何と大胆な。

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ようやく土浦市内に入る。かつてこの鉄道を所有していた関東鉄道本社のバス駐車場構内で、土浦のひとつ手前の真鍋駅(後に貨物駅、信号所)の痕跡を見ることが出来る。

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16時前に土浦駅に到着。駅構内のどこかに本当の起点があるはずだが、サイクリングロードは軌道から離れた道路沿いの別の場所からスタートしている。

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駅近くのスーパー銭湯「湯楽の里」で汗を流した後は都内に戻り、ラン友にして楽友のTさんと落ち合い、神田升亀の跡を継いだ小伝馬町一亀にて打上げ。名物のゲソ天やミンチカツでしっかり栄養補給した。Tさん、お付き合い頂き有難うございました。

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4月1日 休養
4月2日 ジョグ10キロ

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コメント

あなた、おかしい。(/^^)/

投稿: 千葉のおやぢ | 2015/04/02 19:27

千葉のおやぢさん
2週連続で筑波山に行くあなただって十分おかしい。(^^)

投稿: まこてぃん | 2015/04/02 21:02

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