カワイイの守備範囲
というものがあるとしたら、それは年齢とともにどんどん広くなるのだろうか。昔は、と言っても30代、40代ぐらいまでは、よそ様の赤ちゃんや子供、イヌやネコを見ても何とも思わなかったものだが、たぶん50代に入ったあたりから、自分の周りでそれらを見かけると、思わずその姿を眺めてほっこりするのが常になった。
朝の連続テレビ小説(朝ドラとも言う)直前の数分間はカンテレにチャンネルを変えて、「きょうのわんこ」を必ずチェックすることにしている。おかげでイヌの種類が少しは分かるようになった。「どようびのにゃんこ」で以前、焼酎を舐めて酔っ払うネコがいて、大爆笑したこともある。
それはともかく、先日明日香を走っていたとき、この時期必ず現れる毛虫が道路を横断しているのを見て、思わず「カワイイ」と思ってしまったのだ。姿形そのものはやはり少し気持ち悪いけれども、ヤツらなりに全速力で進もうとするその動きが、何とも微笑ましかったのだ。
堤中納言物語に出てくる「虫めづる姫君」は毛虫を籠に入れて飼っていたというが、彼女の気持ちが少し分かったような気がする。この調子だと、来年あたりヘビを首に巻いて悦に入っているかもしれない。きゃ。
4月19日 ジョグ10キロ
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4月21日 ジョグ10キロ
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